環境建設工学専攻総合演習(土木系)

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 環境建設工学専攻総合演習(土木系)
科目番号 0062 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境建設工学専攻 対象学年 専2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 原 隆,海田 辰将,和多田 康男

到達目標

施工主の要求に見合った提案ができること
作業の進捗度合いを把握すること
必要な分書類を作成できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
工学の基礎的な知識・技術を統合し、創造性を発揮して課題を探求し、組み立て、解決する能力十分身についているほぼ身についている身についていない
種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力十分身についているほぼ身についている身についていない
自主的、継続的に学習する能力十分身についているほぼ身についている身についていない
チームで仕事をするための能力十分身についているほぼ身についている身についていない
論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力十分身についているほぼ身についている身についていない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
環境建設工学専攻総合実験により修得した技術提案手法を実際の構造物設計に適用し、技術提案書の作成、プレゼンテーション、調査、設計という一連の手続きを体得するとともに、建設業務の流れを修得する。プロポーザルは2~3組に分かれ、技術提案を含めた提案書を作成し、プレゼンテーションを行う。施工主を中心にコンペティションを行い、適当な内容の提案を採択し、採択された案件を全員で設計積算を実施し、構造物の製作提案まで実現させる。
授業の進め方・方法:
授業形態は演習を中心とする。これまで学んできたすべての知識を集約し、構造物の概略の設計を行う。また、その内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。予習は過去の成果集を参考にし、復習は各時間についてのレポートを利用してください。(内容)教材は橋梁とし、2~3班のチームで設計提案を行い、コンペの後に採用されたものについて全員で設計、積算を精算し、製作提案まで行う。
(概要)
①ガイダンスと斑分け
②施主による条件提示
 ・設計条件の提示
 ・質疑応答
 ・グループディスカッション
③現地調査による確認
 ・配置図作画
④類似物件の調査
 ・分析調査
⑤概略図面の作成・提案
 ・模型製作
 ・プレゼン資料製作
 ・質疑応答
⑥設計図書作成
 ・設計
 ・図面作成
⑦提案
 ・プレゼンテーション

(成果物)各チームで成果物(設計書・設計図面・積算書・プレゼン資料・報告書等)を作成する。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。5
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。5
技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。5
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。4
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。4
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。4
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。4
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。4
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。5
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。5
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。4
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。5
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。5

評価割合

報告自己申告グループ申告合計
総合評価割合403228100
一次報告108725
二次報告108725
提案書108725
プレゼンテーション108725