概要:
環境建設工学専攻総合実験により修得した技術提案手法を実際の構造物設計に適用し、技術提案書の作成、プレゼンテーション、調査、設計という一連の手続きを体得するとともに、建設業務の流れを修得する。プロポーザルは2~3組に分かれ、技術提案を含めた提案書を作成し、プレゼンテーションを行う。施工主を中心にコンペティションを行い、適当な内容の提案を採択し、採択された案件を全員で設計積算を実施し、構造物の製作提案まで実現させる。
授業の進め方・方法:
授業形態は演習を中心とする。これまで学んできたすべての知識を集約し、構造物の概略の設計を行う。また、その内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。予習は過去の成果集を参考にし、復習は各時間についてのレポートを利用してください。(内容)教材は橋梁とし、2~3班のチームで設計提案を行い、コンペの後に採用されたものについて全員で設計、積算を精算し、製作提案まで行う。
(概要)
①ガイダンスと斑分け
②施主による条件提示
・設計条件の提示
・質疑応答
・グループディスカッション
③現地調査による確認
・配置図作画
④類似物件の調査
・分析調査
⑤概略図面の作成・提案
・模型製作
・プレゼン資料製作
・質疑応答
⑥設計図書作成
・設計
・図面作成
⑦提案
・プレゼンテーション
(成果物)各チームで成果物(設計書・設計図面・積算書・プレゼン資料・報告書等)を作成する。
注意点:
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 5 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 5 | |
技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。 | 5 | |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 4 | |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 4 | |
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。 | 4 | |
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。 | 4 | |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 4 | |
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 4 | |
情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 5 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 5 | |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 4 | |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 5 | |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 5 | |