鉄筋コンクリート構造学

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 鉄筋コンクリート構造学
科目番号 0076 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境建設工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 温品 達也

到達目標

①鉄筋コンクリートの耐久性の概要を理解し,照査方法を習得する。
②鉄筋コンクリート構造物の施工方法を理解し,適切な施工手順を習得する。
③特殊コンクリートの概要を理解し,使用方法を提案できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
耐久性耐久性を照査できる。耐久性の概要を理解する。耐久性の概要を理解できない。
施工適切な施工手順のもと,施工計画を示すことができる。施工方法を理解する。施工方法を理解できない。
特殊コンクリート使用方法を提案できる。概要を理解する。概要を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE d-1 説明 閉じる
到達目標 C 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
鉄筋コンクリートにおいて,実務レベルの耐久性照査や施工計画などを習得する。
授業の進め方・方法:
自ら調べ,説明する方法を主体とする。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 鉄筋コンクリートの概要 材料構成,強度特性,配合計画書
2週 鉄筋コンクリートの新技術
に関する調査
コンクリート関連に新技術に関して調査し,
パワーポイントにまとめる
3週 調査結果のプレゼンテーション 調査結果の印刷版と電子データを持参し,プレゼンする
4週 鉄筋コンクリートの耐久性概論1 塩害,中性化,アルカリ骨材反応
5週 鉄筋コンクリートの耐久性概論2 化学的劣化,凍害
6週 鉄筋コンクリートの耐久性照査 塩害・中性化照査
7週 鉄筋コンクリートの施工1 鉄筋組立,型枠支保工
8週 鉄筋コンクリートの施工2 運搬,打込み,締固め,仕上げ,養生
2ndQ
9週 中間試験 1~8回の講義内容に関する理解度の確認を行う
10週 鉄筋コンクリートの施工3 寒中コンクリート,暑中コンクリート
11週 鉄筋コンクリートのひび割れ問題 温度ひび割れ,乾燥収縮ひび割れなど
12週 特殊コンクリート1 高流動コンクリート,水中コンクリート
13週 特殊コンクリート2 ダムコンクリート,プレキャストコンクリート
14週 新設コンクリート革命 東日本大震災からの復興,山口県品質確保システム
15週 期末試験 10~14回の講義内容に関する理解度の確認を行う
16週 まとめ 期末試験の解説と総括

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料混合セメントを説明でき、用途を選択できる。5
混和材料(混和材、混和剤等)を説明でき、設計・施工時の状況によって添加剤を選択できる。5
フレッシュコンクリートの性質を説明できる。5
フレッシュコンクリートの性質を理解している。5
硬化コンクリートの性質を理解している。5
硬化コンクリートの性質を説明できる。5
耐久性を理解している。5
耐久性を説明できる。5
各種コンクリートを理解している。5
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。5
非破壊試験の基礎を説明できる。5
コンクリート構造物の維持管理の基礎を説明できる。5
コンクリート構造物の補修方法の基礎を説明できる。5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合65350000100
基礎的能力55000010
専門的能力4020000060
分野横断的能力2010000030