材料力学Ⅲ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 材料力学Ⅲ
科目番号 15021 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 3rd-Q 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 篠田 豊

到達目標

1. コーシー応力を理解し、主応力、コーシー応力テンソルの不変量を求めることができる。
2. 偏差応力の定義を理解し求めることができる。
3. 直交座標系、極座標系について区別し、円筒の弾性問題を解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1コーシーの式を理解し,主応力,応力の不変量を求めることができる.コーシー応力が満たすべきつり合い式を求めることができる.コーシーの式を導き出せる.コーシーの式を導き出せない.
評価項目2偏差応力を理解し,偏差応力テンソル,偏差応力の不変量を求めることができる.偏差応力を理解し,偏差応力テンソルを求めることができる.偏差応力を理解し,偏差応力の不変量を求めることができる.偏差応力を理解できない.
評価項目3円筒の弾性問題を解くことができる。直交座標系、極座標系の弾性問題を説明できる。直交座標系、極座標系の弾性問題を理解できる。直交座標系、極座標系の弾性問題を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE (C) 説明 閉じる
教育目標 (E)④ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
材料力学IIIでは応力テンソルを使って弾性問題を解いていきます。
授業の進め方・方法:
第1学期開講
必要に応じて資料を配布する.適時,レポートを課す.
注意点:
材料力学IIIではベクトルやテンソル(行列)を取り扱います.そのため,基礎知識として線形代数の知識が必要です.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 応力テンソルとは 応力テンソルについて理解できる.
2週 力学モデルの構成 さまざまな偏微分方程式について理解できる.
3週 コーシー応力 コーシー応力テンソルを理解し,主応力,応力の不変量を求めることができる。
4週 偏差応力 偏差応力テンソルの持つ意味を理解し,偏差応力の不変量を求めることができる.
5週 直交座標系における弾性問題 直交座標系における弾性力学の基礎方程式が理解できる.
6週 極座標系における弾性問題 極座標系における弾性問題について理解できる.
7週 円筒の弾性問題 円筒の弾性問題が理解できる.
8週 定期試験/試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野工作平行平板の平面ひずみ圧縮を初等解析法により解くことができる。4
軸対称の圧縮を初等解析法により解くことができる。4

評価割合

試験小テスト相互評価態度課題レポート合計
総合評価割合60000040100
知識の基本的な理解60000040100
思考・推論・創造への適応力0000000
汎用的技能0000000
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力0000000