機構学B

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 機構学B
科目番号 0049 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「機構学」 佃 勉著 (コロナ社)
担当教員 藤田 和孝

到達目標

①ねじの種類と、摩擦力およびねじペアをもつ機構を理解し説明できる(レベル2、理解)。
②直接触伝動とその応用としての摩擦車を理解し説明できる(レベル2、理解)。
③歯車の基本用語を身につけ、歯車列について理解し解くことができる(レベル3、適用))。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1ねじの種類と、摩擦力およびねじペアをもつ機構の特徴と原理を理解し説明できるねじの種類と、摩擦力およびねじペアをもつ機構の特徴を理解し説明できるねじの種類と、摩擦力およびねじペアをもつ機構を理解し説明できる。 ねじの種類と、摩擦力およびねじペアをもつ機構をを理解し説明できない。
評価項目2直接触伝動とその応用としての摩擦車の特徴と原理を理解し説明できる直接触伝動とその応用としての摩擦車の特徴を理解し説明できる直接触伝動とその応用としての摩擦車を理解し説明できる。直接触伝動とその応用としての摩擦車を理解し説明できない。
評価項目3歯車の基本用語を身につけ、歯車列について特徴と原理を理解し解くことができる歯車の基本用語を身につけ、歯車列について特徴を理解し解くことができる歯車の基本用語を身につけ、歯車列について理解し解くことができる歯車の基本用語を身につけ、歯車列について理解し解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
第3学期開講
 機械工学の基礎科目です。しかし、多くの新しい機構が出てくるので、以外と取り付きにくいかも知れません。理解のコツは、その機構を頭でしっかりとイメージできることです。製図の2次限図から3次限物体をイメージできることも重要です。授業では、モデル等を使い、イメージ化を促進したいと思っています。
授業の進め方・方法:
重要な内容は、復習となる課題を出し、不特定者を次回の講義中に指名して黒板で解き、解説していただきます。
注意点:
機構学A、数学(微分、積分、三角関数、幾何学、ベクトル)は必要です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ねじ①
ねじの基本事項、ねじの摩擦を理解できる。(教科書p.96-103)
2週 ねじ②
ねじを緩める場合の演習を行い、理解できる。(教科書p.103-104)
3週 ねじ③
ねじペアをもつ機構を理解できる。(教科書p.104-107)
4週 摩擦車①
直接触伝動、すべり接触伝動を理解できる。(教科書p.71-73)
5週 摩擦車②
ころがり接触、圧力角を理解できる。(教科書p.73-78)
6週 摩擦車③
角速度比一定なころがり接触(平行軸の場合)を理解できる。(教科書p.78-87)
7週 摩擦車④
角速度比一定なころがり接触(交差軸の場合)を理解できる。(教科書p.78-87)
8週 中間試験
4thQ
9週 試験返却・解答解説
ここまでの総復習を行い、間違った箇所を理解できる。
10週 歯車①
概説、歯車列、回転数比と歯数比の関係を理解できる。(教科書p.108-110、 170-171)
11週 歯車②
遊星歯車装置を理解できる。(教科書p.174-175)
12週 歯車③
遊星歯車装置の演習を行い理解を深めることができる。(教科書p.176-178)
13週 歯車④
遊星歯車装置の演習を行い理解を深めることができる。(教科書p.178-179)
14週 歯車⑤
歯車列を用いた特殊機構例を理解できる。(教科書p.179-181)
15週 定期試験
16週 試験返却、まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験定期試験相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
知識の基本的な理解3535000070
思考・推論・創造への1515000030
分野横断的能力0000000