材料力学Ⅲ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 材料力学Ⅲ
科目番号 0052 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 新田 悠二

到達目標

1. コーシー応力を導き出せる.
2. 物体の基準配置,現在配置について区別し,変形を物質座標系および空間座標系で考察ができる.
3. 物体の釣り合い式から仮想仕事を式を導き出せる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1コーシーの式を理解し,主応力,応力の不変量を求めることができる.コーシー応力が満たすべきつり合い式を求めることができる.コーシーの式を導き出せる.コーシーの式を導き出せない.
評価項目2有限ひずみと微小ひずみの違いについて考察ができる. 有限ひずみ,微小ひずみについて理解し,求めることができる. 物体の基準配置,現在配置を理解し,説明できる. 物体の基準配置,現在配置を理解できていない.
評価項目3力の釣り合いからグリーンの定理を用いて仮想仕事式を導き出せる. グリーンの定理を求めることができる. 物体の力の釣り合いを求めることができる. 物体の力の釣り合いを求めることができない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE (C) 説明 閉じる
教育目標 (E)④ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
材料力学では連続体力学を取り扱っています.連続体力学はCAEなどで利用されている,有限要素解析の基礎となるものです.
授業の進め方・方法:
第1学期開講
必要に応じて資料を配布する.適時,課題及びレポートを課す.
注意点:
連続体力学ではベクトルやテンソル(行列)を取り扱います.そのため,基礎知識として線形代数の知識が必要です.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 連続体力学とは 連続体力学について理解できる
2週 力学モデルの構成 さまざまな偏微分方程式について理解できる.
3週 コーシー応力(1) コーシーの式を理解し,満たずべきつり合いが理解できる.
4週 コーシー応力(2) 主応力,応力の不変量について理解できる.
5週 変形の記述(1) 変形勾配テンソルについて理解できる.
6週 変形の記述(2) 有限・微小ひずみについて理解できる
7週 仮想仕事式 力のつり合い式からグリーンの定理を用いて仮想仕事式を導出することを理解できる.
8週 定期試験
2ndQ
9週 試験返却および解答
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度課題レポート合計
総合評価割合600002020100
知識の基本的な理解60000201090
思考・推論・創造への適応力000001010
汎用的技能0000000
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力0000000