設計製図・CADⅠ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 設計製図・CADⅠ
科目番号 0053 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 「機械製図」 林洋次、他13名著 (実教出版)
担当教員 後藤 実,藏重 勝友

到達目標

(1)基本的な作図のための製図用具(ドラフター、コンパスetc.)の使い方が認識できる。
(2)JISに基づく製図の文字、線の種類と用途が認識できる。
(3)JISに基づく第三角法による表し方を想起できる。
(4)JISに基づく各種の図示方法が認識できる。
(5)JISに基づく各種部品図の書き方、寸法記入方法、記号を想起できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1製図用具(ドラフター、コンパスetc.)を十分に使いこなし、各種図形を書くことができる。製図用具(ドラフター、コンパスetc.)を使いやや複雑な図形を書くことができる。基本的な作図のための製図用具(ドラフター、コンパスetc.)の使い方が認識できる。基本的な作図のための製図用具(ドラフター、コンパスetc.)の使い方が認識できない。
評価項目2JISに基づく製図の文字、線の種類と用途を十分に理解し図面中に書くことができる。JISに基づく製図の文字、線の種類と用途を概ね理解し図面中に書くことができる。JISに基づく製図の文字、線の種類と用途が認識できる。JISに基づく製図の文字、線の種類と用途が認識できない。
評価項目3JISに基づく第三角法による表し方を理解し、的確な機械要素の図面を書くことができる。JISに基づく第三角法による表し方を理解し、基本的な図面を書くことができる。JISに基づく第三角法による表し方を想起できる。JISに基づく第三角法による表し方を想起できない。
評価項目4JISに基づく各種の図示方法を理解し、的確な機械要素の図面を書くことができる。JISに基づく各種の図示方法を理解し、基本的な図面を書くことができる。JISに基づく各種の図示方法が認識できる。JISに基づく各種の図示方法が認識できない。
評価項目5JISに基づく各種部品図の書き方、寸法記入方法、記号等を理解し、的確な機械要素の図面が書ける。JISに基づく各種部品図の書き方、寸法記入方法、記号等を理解し、基本的な図面が書ける。JISに基づく各種部品図の書き方、寸法記入方法、記号を想起できる。JISに基づく各種部品図の書き方、寸法記入方法、記号を想起できない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械製図の概要を知り、基礎的な製図能力を身につける。
授業の進め方・方法:
機械製図の基礎的な専門用語の理解及び投影法(第三角法)の習得に重点を置く。
製図実習では、図面を6枚程度作製し、簡単な機械の図面が描ける能力を身につける。
注意点:
製図法についての継続的な内容となるので各回の授業ごとに理解していくことが必要。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 はじめに
製図概要
講義概要(内容、評価方法)
製図用具、図面に用いる文字と線の理解(教科書p0~17)
2週 基礎的な図形のかき方
線分の等分、垂線、正六角形、円弧、平面曲線のかき方の理解(教科書p18~27)
3週 投影図の描き方 各種図示法投影法
投影図:三角法の理解
(教科書p28~37)
4週 実習: 製作図 ドラフターの使い方の習得
三角法の理解
5週 実習: 製作図 ドラフターの使い方の習得
三角法の理解
6週 投影図のかき方 立体図(教科書p38~50)
7週 今までの履修事項まとめ 今までの履修事項の整理
8週 定期試験
試験返却
定期試験答えあわせ
2ndQ
9週 製作図のあらまし 尺度、図面の様式、表題欄、部品欄、照合番号の理解(教科書p52~65)
10週 図形の表し方 断面図ほか各種投影図の理解(教科書p66~82)
11週 寸法記入法 寸法線、寸法記入法、寸法記号の理解(教科書p83~87)
12週 寸法記入法 寸法線、寸法記入法、寸法記号の理解(教科書p87~98)
13週 実習:製作図 寸法記入法作図実習
14週 実習:製作図 寸法記入法作図実習
15週 今までの履修事項まとめ 前期履修事項まとめ
寸法記入注意事項ほか説明
(教科書p99~102)
16週 定期試験
試験返却
定期試験答えあわせ
後期
3rdQ
1週 寸法公差、はめあい 寸法公差、はめあいの理解(教科書p103~109)
2週 はめあい、表面性状 はめあい、表面性状の理解(教科書p110~115,124~130)
3週 実習: 製作図 寸法公差、はめあい、表面性状作図実習
4週 実習: 製作図 寸法公差、はめあい、表面性状作図実習
5週 幾何公差、普通公差 幾何公差、普通公差の理解(教科書p116~123)
6週 実習: 製作図 幾何公差作図実習
7週 今までの履修事項まとめ 今までの履修事項の整理
スケッチ、CAD等の基本の理解(教科書p131~157)
8週 定期試験
試験返却
定期試験答えあわせ
ねじの基本の理解(教科書p160~161)
4thQ
9週 機械要素 ねじの基本の理解(教科書p162~172)
10週 機械要素 ボルト、ナットと製図法の理解(教科書p173~181)
11週 実習: 製作図 ねじ製図
12週 実習: 製作図 ねじ製図
13週 機械要素 キー、ピン、スプライン、セレーション、軸継手の理解(教科書p182~192)
14週 機械要素 軸受、オイルシールの理解
(教科書p193~201)
15週 今までの履修事項まとめ 後期履修事項まとめ
16週 定期試験
試験返却
定期試験答えあわせ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験作製図面相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合30700000100
知識の基本的な理解30700000100
思考・推論・創造への適応力0000000
汎用的技能0000000
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力0000000