工業力学ⅡB

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 工業力学ⅡB
科目番号 0063 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 「詳解 工業力学」入江 敏博著(理工学社)
担当教員 藤田 活秀

到達目標

機械工学で必要とする力学の基礎知識である物体の運動に関する基本法則を理解し,力学に関する基本的な問題を解くことができることを目標とする.
(1)1自由度系の振動現象が理解できる.
(2)回転体のつりあいで静つりあわせと動つりあわせを計算できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目11自由度系の調和外力による強制振動を運動方程式で表し,共振現象を説明できる.1自由度系の自由振動を運動方程式で表し,固有振動数を計算できる.1自由度系の振動現象を理解でき,振動の種類及び調和振動を説明できる.1自由度系の振動現象を理解できず,振動の種類及び調和振動を説明できない.
評価項目2回転体の動つりあわせを説明でき,動つりあわせを計算できる.回転体の静つりあわせを説明でき,静つりあわせを計算できる立体的な力の合力と分力が計算でき,立体的な力のつりあいを説明できる.立体的な力の合力と分力が計算できず,立体的な力のつりあいを説明できない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE (C) 説明 閉じる
教育目標 (E)④ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
第2学期開講
1自由度系を対象として自由振動と強制振動を学習する.また回転体のバランス調整に必要な静つりあわせと動つりあわせについて学習する.
授業の進め方・方法:
機械工学で必要とする力学の基礎知識である物体の運動に関する基本法則を理解し,力学に関する基礎的な問題を解くことができることを目標とする.
演習問題を解くことで運動に関する基本法則の理解が深められるように授業を進めていく.
注意点:
第3学年で学習した「工業力学Ⅰ」の内容を基本としているので,これらの内容を復習し十分理解しておく必要がある.また,各授業内容は継続的な内容であるため,各回の授業内容についてしっかりと予習・復習をすることが必要である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 振動 単振動を理解し,単振子,物理振子やねじれ振子の運動方程式から周期を計算できる.
2週 振動 1自由度系の自由振動を減衰がない場合とある場合について運動方程式で表し,固有振動数を計算できる.
3週 振動 調和外力による1自由度系の強制振動を運動方程式で表し,共振を説明できる.
4週 振動 調和変位による1自由度系の強制振動を運動方程式で表し,振動の絶縁を説明できる.
5週 立体的な力のつりあい 立体的な力の合力と分力が計算できる.
立体的な力のつりあいを説明できる.
6週 立体的な力のつりあい 回転体の静つりあわせをとることができる.
7週 立体的な力のつりあい 回転体の動つりあわせをとることができる.
8週 定期試験
2ndQ
9週 試験返却・解答解説
まとめ
試験解説により,間違った箇所を理解する.
第2学期の学習事項のまとめを行う.
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート自学自習態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80155000100
知識の基本的な理解【知識・記憶,理解レベル】80155000100
思考・推論・創造への適用力【適用,分析レベル】0000000
汎用的技能0000000
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力0000000