世界史A

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 世界史A
科目番号 0063 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『高等学校 改訂版 世界史A』 曽田三郎他著 (第一学習社)  副教材:『プロムナード 世界史』(浜島書店)
担当教員 岩元 修一

到達目標

①欧米諸国が、19世紀までに、日本及び世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。       
②20世紀の二つの世界大戦に至る日本及び世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。                                                    
③19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1欧米諸国が、19世紀までに、日本及び世界を一体化していく過程について、8割以上の基礎知識をもとに論理的に説明できる。欧米諸国が、19世紀までに、日本及び世界を一体化していく過程について,7割台の基礎知識をもとに説明できる。欧米諸国が、19世紀までに、日本及び世界を一体化していく過程について、6割台の基礎知識をもとに説明できる。欧米諸国が、19世紀までに、日本及び世界を一体化していく過程について、6割の基礎知識をもとに説明できない。
評価項目220世紀の二つの世界大戦に至る日本及び世界の動向の概要について、8割以上の基礎知識をもとに論理的に説明できる。20世紀の二つの世界大戦に至る日本及び世界の動向の概要について、7割台の基礎知識をもとに説明できる。20世紀の二つの世界大戦に至る日本及び世界の動向の概要について、6割台の基礎知識をもとに説明できる。20世紀の二つの世界大戦に至る日本及び世界の動向の概要について、6割の基礎知識をもとに説明できない。
評価項目319世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、8割以上の基礎知識をもとに論理的に説明できる。19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、7割台の基礎知識をもとに説明できる。19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、6割台の基礎的知識をもとに説明できる。19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、6割の基礎知識をもとに説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第1 学期開講
小学校中学校の頃から歴史は覚えることが多すぎて嫌いとか苦手だと思っている学生もいるかも知れないが、この授業では主に民族や国、文化や信仰などが興り、発展し、あるものは滅び、あるものは現代に至るまで存在し続けている、その歴史的な流れを人物の紹介なども含めながら進めて行くので、先入観を排除して授業に臨んで欲しい。
グローバル化が進む現代では、自分や自国の視点からだけでなく、他者や他国の立場にも理解が及ぶ幅広い視野で判断することのできる人材が求められている。また、我々は1人で生きていくことはできないし、仕事の上でも多くの人との関わりが生まれてくるだろう。全ての国には「今」を形成するそれぞれに積み重ねられた歴史や文化・思考様式がある。それらを知ることは今後、多くの人と関係を結ぶ時のヒントを与えてくれるものとなり、人生を重ね、いろいろなことを思考する上でも参考になる事項も含まれると私は考えている。学生諸君にはこの授業で、これからの人生が豐になるものになるように、或いは人との良好な関係を築く際の助けになるような「何か」を学び取って欲しいと期待する。
授業の進め方・方法:
この授業はノートやプリントに自分で書き込みながら進めていく。そうすることによって習ってすぐ要点を押さえることができ、さらに1つのテーマが終わればすぐ復習の練習問題もやっていく。適宜、小テストを行い、学習内容の定着を図っていく。授業内容としては、現在に至る歴史の最初に当たる四大文明から始め、国家・民族興亡や宗教をテーマに学んでいく。
注意点:
着実に学んでいけば取りこぼすことのないレベルの出題で試験問題を構成するので再試はしない。授業中に教員の話を集中して聞き、自分で分かりやすいノートの取り方を工夫することも大切である。授業に必要なものを忘れたり、授業時に授業以外のことをしていると減点の対象になるので注意して欲しい。
提出物は平常点として評価の対象になるので、決められた期日や時間までに提出しないと受け付けない。
ノート・プリントに地図などを貼ってもらうこともなるので、各自はさみやのりも準備しておくとよい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明
人類の誕生から15世紀まで
シラバスの説明
人類の誕生から15世紀までを概観できる。
2週 ヨーロッパの海外進出とアメリカの変容 ヨーロッパのいわゆる大航海時代とアメリカ大陸の変容について説明できる。
3週 15・16世紀のヨーロッパ(1) ルター、カルヴァンの主張について説明できる。
4週 15・16世紀のヨーロッパ(2) カトリックの対抗宗教改革について説明できる。
5週 15・16世紀のヨーロッパ(3) イギリスの宗教改革について説明できる。
6週 17・18世紀のヨーロッパ(1) 当時のヨーロッパについて政治・経済を中心に説明できる。
7週 17・18世紀のヨーロッパ(2) 当時のヨーロッパについて文化を中心に説明できる。
8週 中間まとめ これまでの内容を整理する。
2ndQ
9週 まとめ返却
産業革命
産業革命について説明できる。
10週 アメリカの独立 アメリカの独立について説明できる。
11週 フランス革命 フランス革命について説明できる。
12週 19世紀の南北アメリカとヨーロッパ 19世紀の南北アメリカとヨーロッパの動向について説明できる。
13週 オスマン帝国と西アジア オスマン帝国の衰退と西アジアの民族運動について説明できる。
14週 南アジアの植民地化 インドの植民地化について説明できる。
15週 学期末試験
16週 試験返却
授業改善アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

試験中間まとめ課題発表・報告ポートフォリオ宿題提出物合計
総合評価割合4020202000100
知識の基本的な理解402020200100
思考・推論・創造への適応力0000000
汎用的技能0000000
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力0000000