物理ⅡB

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 物理ⅡB
科目番号 0082 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『物理』 國友正和 ほか (数研出版)/『リードLightノート』(数研出版)
担当教員 城戸 秀樹

到達目標

1 運動量や円運動,万有引力,電場に関する語句や法則について理解し、解説することができる。
2 教科書の例題や問題を解くことができる。
3 物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1運動量や円運動,万有引力,電場関する語句や法則について理解し、具体例を挙げて説明することができる。 運動量や円運動,万有引力,電場に関する語句や法則について理解し、説明することができる。 運動量や円運動,万有引力,電場に関する語句や法則について、大まかな説明をすることができる。 運動量や円運動,万有引力,電場に関する語句や法則について、ほとんど説明することができない。
評価項目2章末問題等の複雑な問題を理解し、解くことができる。 教科書の例題や問題を理解し、解くことができる。 簡単な問題を理解し、解くことができる。 簡単な問題を理解し、解くことができない。
評価項目3物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高め、他の学生に良い影響を与えることができる。 物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができる。 物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度をやや高めることができる。 物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
物理ⅡAの続きです。物理ⅡBでは,運動量や円運動,万有引力,電場を扱います。
授業の進め方・方法:
シラバスの授業計画を目安に、教科書の内容を説明していきます。授業中に演習問題を解いてもらいます。
注意点:
公式を覚えることも大切ですが、自然現象や事物の物理的な性質にも興味をもってください。また、公式の導き方や物理的な考えを数式で表す楽しさを習得してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 運動量、運動量と力積の関係 運動量、運動量と力積の関係が理解できる。
2週 運動量保存の法則 運動量保存の法則が理解できる。
3週 反発係数 反発係数が理解できる。
4週 角速度、等速円運動の加速度 角速度、等速円運動の加速度が理解できる。
5週 向心力、慣性力 向心力、慣性力が理解できる。
6週 遠心力、反発係数の実験 遠心力が理解でき、反発係数の実験ができる。
7週 演習 演習問題を解くことができる。
8週 単振動 単振動が理解できる。
2ndQ
9週 ばね振り子、単振り子 ばね振り子、単振り子が理解できる。
10週 万有引力 万有引力が理解できる。
11週 静電気、クーロンの法則 静電気、クーロンの法則が理解できる。
12週 静電誘導 静電誘導が理解できる。
13週 電場 電場が理解できる。
14週 演習 演習問題を解くことができる。
15週 定期試験 定期試験を解くことができる。
16週 定期試験の返却と解説 定期試験の解説を聞いて、間違えた個所を理解することができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学物体の質量と速度から運動量を求めることができる。3
運動量の差が力積に等しいことを利用して、様々な物理量の計算ができる。3
運動量保存則を様々な物理量の計算に利用できる。3
周期、振動数など単振動を特徴づける諸量を求めることができる。3
単振動における変位、速度、加速度、力の関係を説明できる。3
等速円運動をする物体の速度、角速度、加速度、向心力に関する計算ができる。3
万有引力の法則から物体間にはたらく万有引力を求めることができる.3
万有引力による位置エネルギーに関する計算ができる。3
力のモーメントを求めることができる。3
角運動量を求めることができる。3
剛体における力のつり合いに関する計算ができる。3
重心に関する計算ができる。3
電気導体と不導体の違いについて、自由電子と関連させて説明できる。3
電場・電位について説明できる。3
クーロンの法則が説明できる。3
クーロンの法則から、点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる。3
物理実験物理実験測定機器などの取り扱い方を理解し、基本的な操作を行うことができる。3
安全を確保して、実験を行うことができる。3
実験報告書を決められた形式で作成できる。3
有効数字を考慮して、データを集計することができる。3
力学に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3

評価割合

定期試験演習ワーク合計
総合評価割合603010100
知識の基本的な理解【知識・記憶、理解レベル】30201060
思考・推論・創造への適用力【適用、分析レベル】3010040
態度・志向性(人間力)0000