日本史B

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 日本史B
科目番号 0093 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 詳説日本史改訂版(山川出版社) 図説日本史通覧(帝国書店)
担当教員 岩元 修一

到達目標

①欧米諸国が、19世紀までに、日本及び世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
②20世紀の二つの世界大戦に至る日本及び世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。
③19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1欧米諸国が、19世紀までに、日本及び世界を一体化していく過程について、8割以上の基礎知識をもとに論理的に説明できる。欧米諸国が、19世紀までに、日本及び世界を一体化していく過程について、7割台の基礎知識をもとに説明できる。欧米諸国が、19世紀までに、日本及び世界を一体化していく過程について、6割台の基礎知識をもとに説明できる。欧米諸国が、19世紀までに、日本及び世界を一体化していく過程について、6割の基礎知識をもとに説明できない。
評価項目220世紀の二つの世界大戦に至る日本及び世界の動向の概要を説明し、平和の意義について、8割以上の基礎知識をもとに論理的に説明できる。20世紀の二つの世界大戦に至る日本及び世界の動向の概要を説明し、平和の意義について,7割台の基礎知識をもとに説明できる。20世紀の二つの世界大戦に至る日本及び世界の動向の概要を説明し、平和の意義について、6割台の基礎知識をもとに説明できる。20世紀の二つの世界大戦に至る日本及び世界の動向の概要を説明し、平和の意義について、6割の基礎知識をもとに説明できない。
評価項目319世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、8割以上の基礎知識をもとに論理的に説明できる。19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、7割台の基礎知識をもとに説明できる。19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、6割台の基礎知識をもとに説明できる。19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、6割の基礎知識をもとに説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第4学期開講
 歴史は過去を対象とします。過去は現在と異なりますから,いわば別世界ともいえます。現在と異なる別の世界(過去)と向き合うことで,現在とは異なる文化や考え方にも出会えるでしょう。歴史に学ぶことで,人間を理解する航海に出てみましょう。
授業の進め方・方法:
上記の教科書・教材を主に使い,配布する授業プリントに記した概要に即して授業を進めます。配布プリントは,当日の学習内容の概要を記したものです。授業のすべてを事前にまとめたものではありません。毎回,プリントを補足する内容を板書しながら説明を加え,時に班ごとに,あるいは個別に発表してもらい,教科書や資料を読んでもらいます。理解度を確認するために,授業中に小テストを実施することがあります。また,一定の内容についてレポートを提出してもらいます。中間試験は実施しません。再試も予定していません。
注意点:
①評価の4割は講義の学習内容を学期末試験で確認します。授業では教科書・副読本を使った説明をよく聞き,講義をしっかり理解し自分の言葉で内容を説明できるようになって下さい。②残りの評価のうち,2割ほどは中間まとめです。③2割ほどは課題で評価します。必ず期限までに提出して下さい。③最後の2割ほどは授業中,教員が口頭でいろいろ関連項目を質問して口頭で発表してもらったり,課題を班ごとに発表してもらうことがあります。発表内容で評価します。④なお,欠席状況は各自で担当教員に尋ね確認してください。⑤再試験は予定していませんので注意してください。⑥教科書・副教材は必ず持参して下さい(忘れたり借りたりは減点の対象になります)。あわせて授業態度も評価の対象とします。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 自由民権運動と松方財政 自由民権運動と松方財政について説明できる。
2週 憲法制定と朝鮮問題 明治憲法の制定と朝鮮問題について説明できる。
3週 日清戦争と中国分割 日清戦争と中国分割について説明できる。
4週 日露戦争と戦後の国際関係 日露戦争と戦後の国際関係について説明できる。
5週 日本の産業革命 日本の産業革命について説明できる。
6週 第一次世界大戦と戦後の世界 第一次世界大戦と日本の関わり、戦後の国際秩序と日本の関係について説明できる。
7週 1920年代から30年代初めの日本経済と日本の対外関係  ヴェルサイユ体制とワシントン体制について説明できる。1920年代から30年代初めの日本経済と日本の対外関係について説明できる。
8週 中間まとめ 前半の内容を整理する。
4thQ
9週 1930年代の日本経済の展開と中国との戦争  1930年代の日本経済の展開と中国との戦争について説明できる。
10週 太平洋戦争までの道 日中戦争から太平洋戦争を始めるまでの推移について説明できる。
11週 中国とアジア・太平洋における戦争 中国とアジア・太平洋における戦争について説明できる。
12週 降伏と占領 戦争の終結から降伏の過程について説明できる。
13週 占領から独立へ(1) 初期の占領政策について説明できる。
14週 占領から独立へ(2) 日本の独立とその背景について説明できる。
15週 学期末試験
16週 答案返却ほか

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

試験課題中間まとめ発表ポートフォリオその他合計
総合評価割合4019221900100
基礎的能力4019221900100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000