材料力学ⅠB

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 材料力学ⅠB
科目番号 0106 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「図解でわかるはじめての材料力学」 有光 隆著 (技術評論社)
担当教員 篠田 豊

到達目標

1. はりに作用するせん断力および曲げモーメントが計算ができる.
2. はりに作用する曲げ応力が計算できる.
3. はりに生じるたわみ角とたわみを計算できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1様々な応力状態のはり のせん断力図(SFD),曲 げモーメント図(BMD)を 理解し,図示できる.はりに作用するせん断力および曲げモーメントが計算でき,せん断力図(SFD),曲げモーメント図(BMD)を図示できる.はりに作用するせん断力および曲げモーメントを計算できる.はりに作用するせん断力および曲げモーメントを計算できない.
評価項目2はりに作用する曲げ応力を理解して計算し,設計へ応用できる.はりに作用する曲げ応力を理解し,計算できる.はりに作用する曲げ応力が計算できる.はりに作用する曲げ応力が計算できない.
評価項目3様々な荷重負荷状態のはりへ生じるたわみとたわみ角を計算できる.はりへ生じるたわみ角およびたわみを理解し計算できる.はりへ生じるたわみ角およびたわみを計算できる.はりへ生じるたわみ角およびたわみを計算できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第4学期開講
材料力学は物体に作用する力や変形の状態を明らかにする学問です.材料力学ⅠBでは,はりへ作用する力や応力および変形量について学びます.
授業の進め方・方法:
機械設計の基礎となる材料力学の高度な専門知識を習得するために,この学年では理論としての基礎知識と力学計算を演習および課題を通して学習します.材料力学では一般的に文字による理論式に数値を代入して計算を行いますが,式を覚えるだけでなくその理論を理解するようにしてください.
注意点:
2 年生で履修した「物理」の力学の内容を基本としていますので,その内容を復習しておいてく必要があります.また,各授業内容が継続的な内容となるため,各回の授業内容についてしっかり復習することが必要です.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 イントロダクション
はりの定義や種類,はりに加わる荷重の種類およびそのつり合いについて
2週 はりに作用するせん断力と曲げモーメント はりに作用するせん断力と曲げモーメントが計算できる
3週 はりに作用するせん断力と曲げモーメント 様々なはりや荷重条件でのせん断力と曲げモーメントが計算できる
4週 せん断力図と曲げモーメント図 様々なはりや荷重条件でのせん断力図と曲げモーメント図が図示できる.
5週 はりの曲げ応力 中立軸と中立面について理解できる.
6週 はりの曲げ応力 断面2次モーメントと断面係数について理解できる.
7週 はりの曲げ応力 はりに作用する曲げ応力について理解できる.
8週 はりの曲げ応力 様々なはりに作用する曲げ応力について理解できる.
4thQ
9週 はりの曲げ応力 引続き,様々なはりに作用する曲げ応力について理解できる.
10週 はりのたわみ たわみの基礎式について理解できる.
11週 はりのたわみ はりのたわみ角とたわみについて理解できる.
12週 はりのたわみ 引続き,はりのたわみ角とたわみについて理解できる.
13週 はりのたわみ 分布荷重によるたわみについて理解できる.
14週 はりのたわみ はりの不静定問題について理解できる.
15週 定期試験
16週 まとめ テストを返却し,解答を行う

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験小テスト相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合70300000100
知識の基本的な理解4020000060
思考・推論・創造への適応力3010000040
汎用的技能0000000
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力0000000