材料力学Ⅲ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 材料力学Ⅲ
科目番号 0119 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 篠田 豊

到達目標

1. コーシー応力を導き出せる.
2. 偏差応力の定義を理解し、求めることができる。
3. 物体の基準配置,現在配置について区別し,変形を物質座標系および空間座標系で考察ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1コーシーの式を理解し,主応力,応力の不変量を求めることができる.コーシー応力が満たすべきつり合い式を求めることができる.コーシーの式を導き出せる.コーシーの式を導き出せない.
評価項目2偏差応力を理解し,偏差応力テンソル,偏差応力の不変量を求めることができる.偏差応力を理解し,偏差応力テンソルを求めることができる.偏差応力を理解し,偏差応力の不変量を求めることができる.偏差応力を理解できない.
評価項目3有限ひずみと微小ひずみの違いについて考察ができる. 有限ひずみ,微小ひずみについて理解し,求めることができる. 物体の基準配置,現在配置を理解し,説明できる. 物体の基準配置,現在配置を理解できていない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
材料力学では連続体力学を取り扱っています.連続体力学は有限要素解析の基礎となるものです.
授業の進め方・方法:
第1学期開講
必要に応じて資料を配布する.適時,レポートを課す.
注意点:
連続体力学ではベクトルやテンソル(行列)を取り扱います.そのため,基礎知識として線形代数の知識が必要です.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 連続体力学とは 連続体力学について理解できる.
2週 力学モデルの構成 さまざまな偏微分方程式について理解できる.
3週 コーシー応力(1) コーシーの式を理解し,満たずべきつり合いが理解できる.
4週 コーシー応力(2) 主応力,応力の不変量について理解できる.
5週 変形の記述(1) 変形勾配テンソルについて理解できる.
6週 変形の記述(2) グリーンひずみテンソルについて理解できる.
7週 変形の記述(3) 有限・微小ひずみについて理解できる.
8週 定期試験/試験返却
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野工作平行平板の平面ひずみ圧縮を初等解析法により解くことができる。4
軸対称の圧縮を初等解析法により解くことができる。4

評価割合

試験小テスト相互評価態度課題レポート合計
総合評価割合70000030100
知識の基本的な理解70000030100
思考・推論・創造への適応力0000000
汎用的技能0000000
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力0000000