応用工学実験Ⅱ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 応用工学実験Ⅱ
科目番号 0123 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材
担当教員 南野 郁夫,藤田 活秀,後藤 実,一田 啓介,德永 敦士,山﨑 由勝,森﨑 哲也,篠田 豊

到達目標

(1)各実験・実習テーマの目的を理解しその実験・実習を体験することができる
(2)関連する試験機、機器、装置、道具などの操作方法に習熟することができる
(3)データの測定、整理、解析、計算方法などの様々な技法を習得することができる
(4)実験・実習結果を報告書にまとめることができる
(5)適切な実験レポートを提出期限までに提出することができる
(6)与えられた課題に熱心に取り組むことができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1各実験・実習テーマの目的を深く理解し、単独で操作できるほど試験機、機器、装置、道具に習熟している。各実験・実習テーマの目的を理解し、試験機、機器、装置、道具に習熟している。各実験・実習テーマの目的をある程度理解し、試験機、機器、装置、道具のいずれかに習熟している。各実験・実習テーマの目的を理解せず、試験機、機器、装置、道具のいずれも習熟していない。
評価項目2データの測定、整理、解析、計算の技法を多く習得し、正しく正確な図表作成、実験データと理論値の対比のある詳細な報告書をまとめられる。データの測定、整理、解析、計算の技法を習得し、正しい図表作成、実験データと理論値の対比のある報告書をまとめることができる。データの測定、整理、解析、計算の技法のいくつかを習得し、図表作成、実験データや理論値のある報告書をまとめられる。データの測定、整理、解析、計算の技法のいずれも習得できず、図表作成、実験データや理論値のある報告書をまとめられない。
評価項目3課題に熱心に取り組み、目的と結論が明確で、実験結果の図表と参考文献を適切に引用した深い考察のある実験レポートを提出期限までに提出できる。課題に熱心に取り組み、目的と結論が明確で、実験結果の図表と参考文献を引用した考察のある実験レポートを提出期限までに提出できる。課題に取り組み、目的と結論と実験結果の図表のある実験レポートを提出できる。課題に取り組まず、目的と結論と実験結果の図表のある実験レポートを提出できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械工学の各分野における種々の応用的な実験・実習、あるいは、卒業研究に関連した実験・実習を行う。実験・実習を行うことにより、講義で学ぶ理論などの理解を助け、それらを体験的に学習する。あるいは、実験・実習を行うことによって卒業研究の進展へ寄与する。このことと共に、実験・実習を通して関連する試験機、機器、道具などの操作方法に習熟し、データの測定、整理、解析方法、計算方法などの様々な技法を習得する。
授業の進め方・方法:
下記のテーマより一年間、実験・実習に取り組む。指導教員と相談しながら、実験・実習を遂行するために必要な知識を獲得していき,実験・実習計画も自ら立案できるようになる。得られた実験・実習結果を解析し、報告できるようになる。
一年間の実験・実習成果を報告書に纏めることができる。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 南野 郁夫 1. 太陽光発電実験システムおよび構成部品の特性評価環境の構築
2週 藤田 活秀 1. 実験モード解析によるタイヤの振動試験
3週 後藤 実 1. 摩擦・摩耗試験
2. 表面の形態観察・組成分析・構造解析
4週 篠田 豊 1. 結晶性材料の組織制御と力学特性評価
5週 一田 啓介 1. ロボットマニピュレータの制御
6週 徳永 敦士 1. 非平衡分子動力学法による気液界面輸送機構に関する検討
7週 森﨑 哲也 1. アクチュエータ,センサ,マイコンによる計測・制御システムの構築
8週 山﨑 由勝 1.
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価レポートポートフォリオその他合計
総合評価割合00090010100
知識の基本的な理解000400040
思考・推論・創造への適用力000400040
汎用的技能0000000
態度・志向性(人間力)0001001020
総合的な学習経験と創造的思考力0000000