現代社会B

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 現代社会B
科目番号 21005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「高等学校新現代社会」谷田部怜生ほか(第一学習社)、クローズアップ現代社会2020(第一学習社)
担当教員 濵本 千恵子

到達目標

①国際社会の成り立ちや、国連のしくみを説明できる。現代の国際社会が抱える問題を説明できる。
②第二次世界大戦後から現在に至るまでの日本、および世界の経済情勢について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限のレベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1第二次世界大戦後、冷戦を経て世界の政治・軍事情勢がどのように変化してきたかを説明できる。冷戦時の世界情勢、現代社会の地域紛争を指摘できる。冷戦時の世界情勢を説明できる。冷戦時の世界情勢を説明できない。
評価項目2戦後の日本・および世界の経済情勢がどのように変化してきたかを説明できる。現代の世界経済がどのような状況にあるか説明できる。現代日本の経済がどのような問題を抱えているか説明できる。現代社会における日本の経済問題を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第4学期開講
本講義は、高専5年間で学習する社会科諸科目の導入的な役割も担っている。そのため、1つのテーマについて深く掘り下げていくよりも、現代社会の抱える様々な問題について幅広く確認することを目的としている。講義は教科書と配布資料を中心に進めるが、時事問題についてもしばしば言及する。
授業の進め方・方法:
上述の通り、講義は教科書と配布資料を中心に進める。講義に際しては教員が一方的に話をするのではなく、可能な限り学生の発言をうながす。基礎知識を身につけるため、小テストも行う。
注意点:
時事問題についても勉強するため、日ごろからニュースや新聞の記事に目を通しておくとよい。また、1つの単元が終わるごとに小テストを行う予定であるので、講義中にしっかり内容を理解しておく必要がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス説明
国際政治の動向
シラバスの内容について理解できる。国家の三要素や国際連合の役割について説明できる。
2週 国際政治の動向 冷戦期から現代にいたる世界の軍事・政治情勢を大まかに説明できる。
国際社会におけるこれからの日本の役割について、自己の見解を説明できる。
3週 現代の経済 経済とは何かを説明できる。経済に関する基本的な用語について説明できる。
4週 現代の経済 現代社会における経済体制(資本主義と社会主義)の違いを説明できる。
5週 現代の経済 市場の仕組みを説明できる。
6週 現代の経済 経済における銀行の役割、政府の役割を説明できる。
7週 国際経済の動向 貿易・外国為替の仕組みについて説明できる。
8週 国際経済の動向 第二次大戦後の国際経済の動きを説明できる。
4thQ
9週 国際経済の動向 第二次大戦後の国際経済の動きを説明できる。
10週 日本の今とこれから 日本の中小企業、労働環境、社会保障について現在の状況を説明できる。
11週 日本の今とこれから 少子高齢化が進む日本において、これからどのような政策をとるべきか考え、説明できる。
12週 世界の今とこれから 国際社会が抱える問題について指摘し、それらの問題に対して日本がどのように関わるべきか考え、説明できる。
13週 民主社会に生きる倫理 世界三大宗教と古代の哲学について説明できる。
14週 民主社会に生きる倫理 近代・現代の哲学について簡単に説明できる。
15週 定期試験 第4学期の内容について試験を行う。
16週 定期試験返却・解説 試験を返却し、解説を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。2
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。1
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。1
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。1
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験小テスト宿題・レポート合計
総合評価割合50302000100
基礎的能力50302000100
専門的能力000000
分野横断的能力000000