電気工学序論B

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電気工学序論B
科目番号 21026 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 碇賀 厚,日髙 良和,春山 和男,成島 和男,岡本 昌幸,仙波 伸也,碇 智徳,濱田 俊之,三澤 秀明

到達目標

①コンピューターを活用した作業を行うことができる。
②生活と結びつく電気技術の基礎的な概要について理解し、電気技術者像をイメージできる。
③電気工学に関する課題に対して、チームで情報を収集・整理し、アイデアや解決策を提案できる。
④ブレッドボードを用いた入門的な電気・電子回路実験を行うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1【良好】に加え、ワード、エクセルを用いたレポートの作成ができる。【最低限】に加え、インターネットによる情報収集、メールの使用ができる。情報処理演習室でのマナー、モラルを理解できなず、コンピューターの基本操作ができない。
評価項目2【良好】に加え、電気技術者像をイメージでき、その時点での卒業後の目標を立てることができる。【最低限】に加え、生活と結びつく電気技術と学科の専門科目の体系を関連付けることができる。生活と結びつく電気技術の基礎的な概要について説明できない。
評価項目3【良好】に加え、他のチームの考えや発表方法の良い点を発見し、説明できる。【最低限】に加え、整理した情報、まとめた意見を発表資料にまとめ、他のチームに分かり易く説明できる。電気工学に関する課題に対して、チームで情報を収集・整理し、意見をまとめることができない。
評価項目4【良好】に加え、トランジスタやLED等の電子デバイスを用いた回路をブレッドボード上で組み上げることができる。【最低限】に加え、抵抗の電圧と電流を測定し、オームの法則を基に結果を考察することができる。ブレッドボード上で複数の抵抗を配線できない、合成抵抗を測定できない、計算できない、の1つ以上がある。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気工学科全般にわたる紹介を行い、電気工学に対する興味を喚起するとともに、専門科目を学習するのに必要な基礎知識を解説して、将来的な専門教育への導入を行う。
授業の進め方・方法:
・この科目は、電気工学科で学ぶ電気工学の各分野の概要について学ぶため、毎回授業を担当する教員が変わります。そのため、レポート提出は、その都度、担当教員の指示に従って、提出期日までに指定通りに提出して下さい。
・レポートの提出ができなかった場合は、その評価は0点となりますから注意して下さい。もし、病気等の正当な理由で欠席した場合は、欠席した授業の担当教員と相談して下さい。
・近郊の企業を対象として工場見学を実施しますが、実施時期は企業との調整によりますから、シラバスに示した時期と異なる場合があります。なお、見学では見学にふさわしい身だしなみで参加して下さい。
・個人で使用するためのテスタを製作するので、各自でキットを購入して頂きます。
注意点:
電気工学は分野が広い学問です。自分に合った、好きになれそうな分野が必ずあるはずです。自分の将来を考えながら、授業に臨んで下さい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 テスタの製作1 テスタの作製を通して、電気部品の種類の確認とはんだ付けの方法を習得する。
2週 テスタの製作2 テスタの作製を通して、電気部品の種類の確認とはんだ付けの方法を習得する。
3週 テスタの製作3 テスタの作製を通して、電気部品の種類の確認とはんだ付けの方法を習得する。
4週 テスタの製作4 完成したテスタの動作確認を行う。
5週 テスタの製作5 テスタの使用方法を習得する。
6週 電気回路実習1 複数の抵抗を接続した場合の合成抵抗を測定し、計算値と比較することができる。
7週 電気回路実習2 複数の抵抗を接続した場合の合成抵抗を測定し、計算値と比較することができる。
8週 レポートの書き方1 ワードとエクセルを用いて、オームの法則に関する実験レポートを作成することができる。
4thQ
9週 レポートの書き方2 ワードとエクセルを用いて、オームの法則に関する実験レポートを作成することができる。
10週 レポートの書き方3 ワードとエクセルを用いて、オームの法則に関する実験レポートを作成することができる。
11週 レポートの書き方4 ワードとエクセルを用いて、オームの法則に関する実験レポートを作成することができる。
12週 電卓の活用1 関数計算(べき乗、対数、三角関数)を行うことができる。
13週 電卓の活用2 計算技術検定試験3級の問題を解くことができる。
14週 工場見学1 近郊の工場における電気技術者の仕事を説明できる。
15週 工場見学2 近郊の工場における電気技術者の仕事を説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価合計
総合評価割合9055100
基礎的能力900090
汎用的技能 【情報収集・活用・発信力】0505
態度・志向性(人間力) 【責任感・自己管理力】0055