国語ⅢB

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 国語ⅢB
科目番号 23002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 「精選現代文B 改訂版」(三省堂)、「ステップアップ高校漢字問題集」(東京書籍)、「カラー版新国語便覧」(第一学習社)
担当教員 赤迫 照子

到達目標

①読む力:文法事項を理解し、作品を読解できる。常用漢字が読める。
②書く力:論理的な文章が書ける。常用漢字の書き取りができる。
③話す力:適切に音読できる。根拠を明示しながら自分の意見を述べることができる。
④聞く力:ポイントを的確に聞き取り、情報を整理できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1確認試験に9割以上正答できる。確認試験に8割以上正答できる。確認試験に7割以上正答できる。口頭試問に5割しか正答できない。
評価項目2演習問題に8割以上正答できる。演習問題に7割以上正答できる。演習問題に6割以上正答できる。演習問題に5割しか正答できない。
評価項目3漢字テストに8割以上正答できる。漢字テストに7割以上正答できる。漢字テストに6割以上正答できる。漢字テストに5割しか正答できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第2学期前半開講。
検定教科書を用いる。評論文を重点的に読み、論理的思考力を鍛える。
漢字や語彙の力を身につける。
授業の進め方・方法:
教科書本文の読解をする。応用として、評論文の読解演習を行う。
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポートの「演習問題」・漢字テストを課す。
注意点:
・提出物については、厳しく対応する。締切を厳守すること。
・適宜、プリントを配付する。ファイルを準備し、きちんと整理しておくこと。
・授業は週2回である。自学自習にしっかり励むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
(評論3)見田宗介「南の貧困/北の貧困」①
見田宗介「南の貧困/北の貧困」を読むことで、評論文を読む方法を身につける。
接続語や指示語等に注目しながら文脈を把握することができる。
段落同士の関係に注意しながら、論理の展開や要旨を的確にとらえることができる。
抽象的な事象について、具体例を補いながら読解することができる。
筆者のものの見方や考え方が理解できる。
2週 (評論3)見田宗介「南の貧困/北の貧困」②
評論文を読む方法を身につける。
3週 (評論3)見田宗介「南の貧困/北の貧困」③ 評論文を読む方法を身につける。
4週 (評論3)見田宗介「南の貧困/北の貧困」④
評論文を読む方法を身につける。
5週 評論文の読解演習① 宮下紘「忘れられる権利」解説 評論文を読む方法を身につける。
6週 評論文の読解演習② 柳澤桂子「病と科学」解説 評論文を読む方法を身につける。
7週 評論文の読解演習③ 大西赤人「判断停止の快感」解説 課題文を読む方法を身につける。
8週 確認試験 見田宗介「南の貧困/北の貧困」
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

確認試験レポート小テスト合計
総合評価割合304030100
知識の基本的な理解10203060
思考・推論・創造への適用力2020040