概要:
本科目の目標は、体育実技を通して課題解決のプロセスを身につけることです。ここでは、課題解決のプロセスを、1)課題の発見、2)解決策の立案、3)解決策の実行、4)解決策の評価に分類し、それぞれ過程で必要な知識や技能を学びます。
授業の進め方・方法:
授業は球技種目を中心に行います。球技の授業では、1)グループワーク→2)作戦タイム→3)メインゲーム→4)振り返りの順に授業を展開します。まずは、前時の授業で得られたゲームスタッツに基づきチームの課題を抽出し解決策を立案します。次に、チームで立案した計画をグループワークやメインゲームで実行します。最後に、以上の活動を評価します。
注意点:
・体操服や運動靴(学校指定のもの)を忘れたら見学扱いとします。
・授業中の不正行為は減点します。
・授業への参加意欲が著しく低い学生は減点します。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | 前2 |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | 前5 |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | 前6 |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | 後10 |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | 後13 |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | 後14 |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | 前2 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | 前6 |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | 後10 |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 前2 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | 前6 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | 後10 |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | 後13 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | 後14 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | 後14 |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | 前3 |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | 前7 |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | 後11 |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | 前3 |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | 前7 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | 後11 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | 後13 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | 後14 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | 後14 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | 前3 |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | 前7 |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | 前4 |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | 前7 |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 3 | 後11 |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | 前4 |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | 前4 |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | 後9 |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | 後12 |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | 後13 |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 3 | 前5 |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | 後9 |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | 後12 |
法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 3 | 前5 |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | 後9 |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 3 | 後12 |