日本語

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本語
科目番号 23014 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「日本語を学ぶ人のためのアカデミックライティング講座」伊集院郁子・髙野愛子(アスク出版)
担当教員 松原 加代,赤迫 照子,池田 晶

到達目標

1 幅広いトピックの文章に触れ、それに関して口頭で意見交換できるようになる。
2 自分の考えを文章で表現する練習を何度も繰り返すことで、講義の感想や実験のレポートが書けるようになることを目指す。
3 アカデミックライティングの練習を通して、論理的な思考を養う。
4 批判的精神を培い、ディスカッションができる能力を培う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章の読み書きが80%以上できる。論理的な文章の読み書きが70%程度できる。論理的な文章の読み書きが60%程度できる。論理的な文章の読み書きができない。
評価項目2講義の内容を80%以上説明できる。講義の内容を70%程度説明できる。講義の内容を60%程度説明できる。講義の内容が説明できない。
評価項目3自分の考えを80%以上表現できる。自分の考えを70%程度表現できる。自分の考えを60%程度表現できる。自分の考えが表現できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
幅広いテーマとトピックに関する文章を読みながら知識や思考を深め、同時に書く練習を重ねることで論理を組み立てる力を身につける。
授業の進め方・方法:
はじめに誤りが含まれた文を読み、改善すべき点を指摘することで、文を書く際に注意すべき点に気づかせる。その後、正しい表現や効果的な文章表現について学び、各ステップの最後には学んだことをもとに小論文を書く。授業中は学習者同士でディスカッションを行ったりコメントし合ったりすることで、口頭でのディスカッション能力も培う。
注意点:
実際の進度等によってシラバスを変更することがあります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
アカデミックライティングへの準備(第1課)
授業の目標を共有する
文章表現の基礎を学ぶ
2週 アカデミックライティングへの準備(第1課) 文章表現(文法・文型・表記)の基礎を学ぶ
3週 自分の体験に基づいて意見を述べる(第2課) 適切な文末・文中のスタイルが使えるようになる
4週 自分の体験に基づいて意見を述べる(第2課) 適切な指示表現・接続表現が使えるようになる
5週 自分の体験に基づいて意見を述べる(第2課) 中心文・支持文が書けるようになる
6週 自分の体験に基づいて意見を述べる(第2課) 第2課の復習・応用
7週 立場を決めて意見を述べる(第3課) 適切な指示表現・接続表現・副詞のスタイルが使えるようになる
8週 立場を決めて意見を述べる(第3課) 適切な主張の表現が使えるようになる/文末のバリエーションを知る
2ndQ
9週 立場を決めて意見を述べる(第3課) 説得力のある論理展開ができるようになる
10週 立場を決めて意見を述べる(第3課) 第3課の復習・応用
11週 課題を見つけて意見を述べる(第4課) 適切な名詞・動詞・い形容詞・な形容詞のスタイルが使えるようになる
12週 課題を見つけて意見を述べる(第4課) 適切な視点・呼応の表現が使えるようになる
13週 課題を見つけて意見を述べる(第4課) 適切な段落と文の働きについて知る
14週 課題を見つけて意見を述べる(第4課) 第4課の復習・応用
15週 前期末試験 前期の学習内容の定着
16週
後期
3rdQ
1週 前期末試験の返却・解説
レジュメ・スライドの作り方
前期の学習内容を振り返る
適切なレジュメ・スライドが作成できるようになる
2週 関心のあるニュースを紹介する(第5課) 適切な助詞の使用ができるようになる/引用のスタイルについて知る
3週 関心のあるニュースを紹介する(第5課) 適切な引用表現が使用できるようになる
4週 関心のあるニュースを紹介する(第5課) 客観的な根拠としての引用ができるようになる
5週 関心のあるニュースを紹介する(第5課) 第5課の復習・応用
6週 データに基づいて報告する(第6課) 数値に関する表現のスタイルを知る
7週 データに基づいて報告する(第6課) 適切な図表・データの表現ができるようになる
8週 データに基づいて報告する(第6課) 適切な図表・データの利用ができるようになる
4thQ
9週 データに基づいて報告する(第6課) 第6課の復習・応用
10週 学んだことを生かしてレポートを完成させる(第7課) レポート作成の手順とポイントについて知る
11週 学んだことを生かしてレポートを完成させる(第7課) テーマを決め、全体的な構成を考える/詳細なアウトラインを考える
12週 学んだことを生かしてレポートを完成させる(第7課) 初稿を作成し、チェックリストで確認する/クラスメートや教員からコメントをもらう
13週 学んだことを生かしてレポートを完成させる(第7課) 最終稿を仕上げる
14週 総復習 レポートのフィードバックを受ける/総復習をする
15週 後期末試験 後期の学習内容を定着させる
16週 後期末試験返却、解説
N2,N1模擬検定試験
学習全体を振り返り、今後の目標を明確にする

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
英語英語聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験課題発表小テスト態度合計
総合評価割合30501010100
基礎的能力30501010100