概要:
プロジェクト学習Ⅰ〜Ⅳはそれぞれ2〜5年次に開講される project / problem based learning (PBL) 科目である.ここで取り上げるテーマは多岐にわたり,ジェネリックスキル,リベラルアーツ,課外活動PBL,機械工学,電気工学,制御工学,物質工学,情報工学,経済学,経営学,地域課題解決,SDGsおよびこれらを融合複合した分野のいずれかに属する.学生は自らの興味・関心に基づきテーマを選定し,学年学科の枠を超えたチームにて課題に取り組む.チーム内の高学年生は自らの経験・知識・技術に基づき下級生を指導する役割を期待される.低学年生は上級生と指導教員の指導を参考に能動的に活動することが期待される.本科目にて設定される課題は教員設定型と学生提案型に大別され,後者においては学生がチーム構成・テーマ設定を提案することも可能である.
授業の進め方・方法:
教員設定型・学生提案型を問わず,指導教員の示すスケジュールに従い,また自学時間を活用しながら設定された課題に取り組む.
授業内容・方法は,「概要」に述べたとおり学生の選定したテーマにより異なるため,指導教員の指示に従うこと.
注意点:
「概要」に述べたとおり本科目は PBL 型であるため,学生個々人とチームが能動的に活動し,積極的に課題に取り組むことを期待する.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |