日本事情

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 日本事情
科目番号 24008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 自主教材
担当教員 浅原 京子,竹山 惠里

到達目標

1 日本文化について知識を増やし,文化背景について考えます。2 日本文化を体験し、理解を深めます。3日本の社会事情について知識を増やし、問題意識を深め、社会に対する理解を深めます。4 宇部市の地域社会について学び、 理解を深めます。5 自国の文化を紹介し、考えることによって、文化を相対的に見る能力を養います。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1日本人の生活の実態と、その考え方を80%程度説明することができる。日本人の生活の実態と、その考え方を70%程度説明することができる。日本人の生活の実態と、その考え方を60%程度説明することができる。日本人の生活の実態が分からず、その考え方を説明することができない。
評価項目2日本と自国の文化について、考えたり意見を述べることが80%程度できる。日本と自国の文化について、考えたり意見を述べることが70%程度できる。日本と自国の文化について、考えたり意見を述べることが60%程度できる。日本と自国の文化について、考えたり意見を述べることができない。
評価項目3日本のものつくりの原点について80%程度説明できる。日本のものつくりの原点について70%程度説明できる。日本のものつくりの原点について60%程度説明できる。日本のものつくりの原点について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本文化、日本社会について学び理解を深め、日本での生活や学業に支障がないように、知識や理解を培います。
授業の進め方・方法:
文化体験プログラムなど体験を通して日本文化について理解を深めます。
聞き取り練習をしながら、日本社会について話し合い、理解を深めます。
注意点:
1 日本文化を体験し、知識を増やし、理解を深めます。自国の文化を紹介し、文化についての相対的な見方を学びます。
2 日本文化体験プログラムを実施にあたり、シラバスを変更することがあります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション/山口県、宇部の産業、観光、歴史 日本および山口県の地理、気候、産業、歴史について学びます。 花見などの年中行事について学びます。
2週 聞き取り練習/日本の姿:国土と人口 日本の国土、人口、気候について学びます。自国の国土、人口などを比較対照して考える。地震、台風などの災害対策について学びます。
3週 聞き取り練習/日本の食文化①            
日本料理文化の相対的見方
寿司、納豆、梅干しなど日本料理について学びます。食文化のルーツや背景について学びます。
4週 聞き取り練習/日本の食文化①            
日本料理文化の相対的見方
お茶の起源について学びます。
5週 聞き取り練習/日本伝統文化 茶道・華道・能・狂言・着物などの伝統文化の背景について学び、体験します
6週 日本文化体験プログラム(書道) 習字(1)ひらがな、カタカナで書きます。
折り紙作成の基礎を学びます。
7週 発表準備                  
自国と自国の文化および文化背景について調べ、発表します。
自国と文化について発表します。         
特に日本と自国の文化を対照させて発表します。PPT作成、発表原稿作成
8週 宇部留学生交流会発表 ppt、発表原稿修正、発表
2ndQ
9週 聞き取り練習/日本の歴史① 聞き取り練習を行い、風呂敷について話し合います。/古代・中世の歴史について学びます。
10週 聞き取り練習/日本の歴史・山口の歴史② 聞き取り練習を行い、目の錯覚について話し合います/明治維新・近代史 吉田松陰について読み、学びます。自国の人物を紹介します。
11週 聞き取り練習/山口県の文学者 中原中也、金子みすず、山頭火の詩や俳句を学び、作ってみます。
12週 聞き取り練習/宇部の産業 石炭、重工業、環境保護について学びます。
13週 ごみ処理と環境問題 宇部市ごみ処理施設を見学し、環境保護について考えます。
14週 宇部市の見学についてのレポート フィードバックを書きます。
15週 前期末レポート 日本文化体験や工場見学を通して学んだ日本社会や文化についてレポートを書きます。
16週
後期
3rdQ
1週 聞き取り/日本語のコミュニケ―ションスタイル 日本語、英語、自国語などと比較対照し、コミュニケーションスタイルについて考え、日本人がどのようにコミュニケ―ションを図っているかのを学びます。
2週 サブカルチャーから見る日本文化① アニメ、コンピュータゲーム、J-POP、ドラマなどのサブカルチャーから現代の日本文化について学び、日本社会について考えます。
3週 サブカルチャーから見る日本文化② アニメや歌の歌詞に見る日本語について学びます。
4週 サブカルチャーから見る日本文化③ 人気のあるドラマや小説などに見る日本の社会や日本語について学びます。
5週 アンケート調査 日本人学生の好きなサブカルチャーについてアンケートを調査を行い、レポートを作成します。
6週 発表 アンケートの結果を口頭発表します。
7週 日本文化体験プログラム(書道) 習字(2)漢字と折り紙を練習し、色紙を完成します。
8週 日本社会ー少子化と高齢化 少子化と高齢化について学び、考えます。
4thQ
9週 日本社会ー地方都市の過疎化と活性化 地方都市の過疎化と活性化について学び、考えます。
10週 日本社会ー労働者不足と外国人労働者 労働者不足と外国人労働者について学び、考えます。
11週 小学校訪問 小学校を訪問し、文化紹介をし、児童と交流します。
12週 日本文化体験プログラム(華道) 日本の伝統文化、華道を練習します。
13週 学習成果発表会準備 1年間、日本語、日本事情で学んだ日本人、日本社会、日本文化についてPPT、原稿を作成します。
14週 学習成果発表会 在校生を招き、発表会、意見交換会、懇談会を実施します。
15週 後期末試験 既習事項の定着状況を測ります。
16週 試験返却・解説 達成度を確認します。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験課題・発表小テスト態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合4040010010100
基礎的能力4040010010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000