日本事情

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本事情
科目番号 24008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『上級日本語教材 日本がわかる、日本語がわかる ベストセラーの書評エッセイ24』田中祐輔[編著]凡人社 2022
担当教員 村田 久美子,赤迫 照子,池田 晶

到達目標

最近のベストセラーの書評を通じて、日本の社会や文化を理解する。
自らが理解し、考えたことを、日本語を用いて文章や口頭で相手に分かりやすく伝えることができるようになる。
日本語能力試験N1合格レベルの、読解力、語彙・文法力を身につける。
文章を要約できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章の読み書きが80%以上できる。論理的な文章の読み書きが70%程度できる。論理的な文章の読み書きが60%程度できる。論理的な文章の読み書きができない。
評価項目2講義の内容を80%以上説明できる。講義の内容を70%程度説明できる。講義の内容を60%程度説明できる。講義の内容が説明できない。
評価項目3自分の考えを80%以上表現できる自分の考えを70%程度表現できる。自分の考えを60%程度表現できる。自分の考えが表現できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
最近のベストセラー書籍の書評(日本の社会や文化の「今」を取り上げる読解教材)を通して、多角的な観点から読解力を高めます。
読解や情報収集を通じて得た知識に基づいて、自ら考え、発信する力を育成します。
日本語能力試験N1合格に必要な語彙や表現を学びます。
授業の進め方・方法:
ピア・リーディング(協働)を通した読解活動やアクティブ・ラーニングを取り入れます。
具体的には、(1)ベストセラーの書評を読み、内容を理解し、要約する、(2)課題に対して、自分の社会に引き寄せて考え、グループで共有する、(3)自分の意見をまとめて、書き言葉、話し言葉で発信する、(4)これらの活動を通して、日本語能力試験N1レベルの語彙・文法の運用の練習をします。
注意点:
1 各課ごとに小テスト(語彙・文法テスト)をします。
2 しっかりと予習(宿題)・復習をしてください。
3 実際の進度等によってシラバスを変更することがあります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
日本人と日本語 第1課
本文の語彙・文法の意味や用法を確認する
言語知識に関する設問を解く
2週 日本人と日本語 第1課 本文の内容を正しく理解する
3週 日本人と日本語 第1課 テーマについて考えたり、調べたりする
4週 日本人とビジネス 第4課 本文の語彙・文法の意味や用法を確認する
言語知識に関する設問を解く
5週 日本人とビジネス 第4課 本文の内容を正しく理解する
6週 日本人とビジネス 第4課 テーマについて考えたり、調べたりする
7週 日本人と文学 第7課 本文の語彙・文法の意味や用法を確認する
言語知識に関する設問を解く
8週 日本人と文学 第7課 本文の内容を正しく理解する
2ndQ
9週 日本人と文学 第7課 テーマについて考えたり、調べたりする
10週 日本人と哲学 第9課 本文の語彙・文法の意味や用法を確認する
言語知識に関する設問を解く
11週 日本人と哲学 第9課 本文の内容を正しく理解する
12週 日本人と哲学 第9課 テーマについて考えたり、調べたりする
13週 日本人と生活 第10課 本文の語彙・文法の意味や用法を確認する
言語知識に関する設問を解く
14週 日本人と生活 第10課 本文の内容を正しく理解する
15週 日本人と生活 第10課
中間テスト
テーマについて考えたり、調べたりする
既習事項の定着状況を測る
16週
後期
3rdQ
1週 日本人と日本語
第2課
本文の語彙・文法の意味や用法を確認する
言語知識に関する設問を解く
2週 日本人と日本語
第2課
本文の内容を正しく理解する
3週 日本人と日本語
第2課
テーマについて考えたり、調べたりする
4週 日本人とビジネス
第5課
本文の語彙・文法の意味や用法を確認する
言語知識に関する設問を解く
5週 日本人とビジネス
第5課
本文の内容を正しく理解する
6週 日本人とビジネス
第5課
テーマについて考えたり、調べたりする
7週 日本人と文学
第6課
本文の語彙・文法の意味や用法を確認する
言語知識に関する設問を解く
8週 日本人と文学
第6課
本文の内容を正しく理解する
4thQ
9週 日本人と文学
第6課
テーマについて考えたり、調べたりする
10週 日本人と生活
第11課
本文の語彙・文法の意味や用法を確認する
言語知識に関する設問を解く
11週 日本人と生活
第11課
本文の内容を正しく理解する
12週 日本人と生活
第11課
テーマについて考えたり、調べたりする
13週 日本人と読書
第12課
本文の語彙・文法の意味や用法を確認する
言語知識に関する設問を解く
14週 日本人と読書
第12課
本文の内容を正しく理解する
15週 後期末試験 既習事項の定着状況を測る
16週 試験返却・解説 達成度を確認する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学英語英語聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験課題・発表小テスト態度合計
総合評価割合30401080
基礎的能力30401080