工学実習

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 工学実習
科目番号 24025 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 6
開設学科 電気工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 6
教科書/教材 各研究室で指示する
担当教員 日髙 良和,春山 和男,成島 和男,岡本 昌幸,仙波 伸也,碇 智徳,三澤 秀明,池田 風花,吉田 雅史

到達目標

実践力や課題解決力,創造力などを養うために,以下の4個を到達目標とする。卒業研究への準備として、研究課題に関する専門的な基礎知識・技術の必要性を理解し、それらを修得することを目的とする。
①課題を理解し、計画を立てて継続的な取り組みができる。
②自主的に新しい情報や知識を習得し、説明できる。
③成果をレポートにまとめることができる。
④成果を発表することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限のレベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1自らの力で、課題の詳細を理解し、計画を立てた継続的な取り組みができる。教員による僅かな助言を受けることによって、課題を理解し、計画を立てた継続的な取り組みができる。教員による部分的な助言・支援を受けることによって、課題の概要を理解し、計画を立てた最低限の取り組みができる。教員による支援を受けても、課題を理解できず、計画を立てた取り組みができない。
評価項目2自らの力で、実習を通して得られた専門知識を説明できる。教員による僅かな助言を受けることによって、実習を通して得られた専門知識を説明できる。教員による部分的な助言・修正を受けることによって、実習を通して得られた専門知識を説明できる。教員による助言を受けても、実験を通して得られた専門知識を説明できない。
評価項目3詳細な説明がなされ、丁寧に体裁が整えられたレポートを作成することができる。必要な項目に関する説明がなされ、体裁の整ったレポートを作成することができる。説明が不十分であったり、体裁が少し乱れているが、最低限の項目をレポートにまとめることができる。実習内容をレポートにまとめることができない。
評価項目4自らの力で、聴衆に優しい発表資料を作成し、わかりやすく説明できる。教員による僅かな助言を受けることによって、発表資料を作成し、わかりやすく説明できる。教員による部分的な助言・支援を受けることによってて、発表資料を作成し、説明できる。教員による助言を受けても、発表資料の作成、および説明ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
各研究室で設定されたテーマから取り組む課題を選択して,研究の基礎つくりに取り組む。
卒業研究の準備として、習得した知識や技術などを報告書にまとめるとともに、成果を発表する。
また、外部講師による特別講義を実施する。
授業の進め方・方法:
少人数毎に各研究室に配属し、担当教員による指導の下、ゼミや実験を行います。習得した知識や技術などを報告書にまとめて提出してもらいます。また、年度末に成果の発表会を行います。また、大学や企業からの外部講師を招いた特別講義も行います。
成績評価はレポート4回と発表で行います。レポートには各学期ごとの成果をまとめ、発表は1年間を通しての成果をまとめて下さい。レポートのまとめ方は各研究室で指示します。
注意点:
卒業研究の準備としての学習を行います。自主的、意欲的な取り組み姿勢に期待しています。
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到達目標①:課題を理解し、計画を立てて継続的な取り組みができる。(20%)
到達目標②:自主的に新しい情報や知識を習得し、説明できる。(40%)
到達目標③:成果をレポートにまとめることができる。(20%)
到達目標④:成果を発表することができる。(20%)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
研究室紹介1
授業の概要、達成すべき目標を理解し、説明できる。
各研究室での課題について理解し、説明できる。
2週 研究室紹介2 各研究室での課題について理解し、説明できる。
3週 配属調整 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
4週 外部講師による特別講義 特定領域の知識、技術を理解して説明できる。
5週 春山研 ・超音波起床・離床検知装置の開発
・電灯線通信装置の開発
・安否確認装置の開発
・車いす用の安全装置の開発
・センサとマイコンを用いた育苗器の開発
6週 岡本研 ・電力変換回路の製作
7週 仙波研 ・相変化メモリ素子に向けた材料開発
・スピントロニクスを応用したデバイス開拓
・バンド計算を用いた高効率なスピンフィルタ効率をもつ材料設計
・自己提案型研究
8週 碇研 ・SiC表面における酸化プロセスの解明
・有機分子薄膜形成メカニズムの解明
・HOPG表面における異種原子の挙動の調査
・スピン偏極装置の開発
2ndQ
9週 成島研 ・電界紡糸法による糸作成過程の基礎的検討
・有機薄膜太陽電池の研究開発のための基礎的検討
10週 三澤研 ・ニューラルネットワークに関する研究
・画像処理に関する研究
・パターン認識に関する研究
11週 吉田研 ・セシウムを用いた水素負イオン安定生成に関する研究
12週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
13週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
14週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
15週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
16週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
後期
3rdQ
1週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
2週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
3週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
4週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
5週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
6週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
7週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
8週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
4thQ
9週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
10週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
11週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
12週 発表会 成果を発表できる。
13週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
14週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
15週 各研究室での活動 研究課題の概要を理解し、研究室を決定できる。
16週 まとめ 振り返りを行い、来年度の卒業研究に向けた計画を立てることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート発表合計
総合評価割合8020100
基礎的能力20020
専門的能力401050
分野横断的能力201030