応用情報工学

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 応用情報工学
科目番号 25017 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 5
開設期 3rd-Q 週時間数 4
教科書/教材 ゼロから学ぶPythonプログラミング(渡辺 宙志 ,講談社)
担当教員 三澤 秀明

到達目標

1. Pythonを用いてプログラムを書くことができる。
2. 授業で取り上げた最適化問題、数値シミュレーション、機械学習などの各種応用について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1教科書を参考に、Pythonを用いて、複雑なプログラムを書くことができる。教科書を参考に、Pythonを用いて、やや複雑なプログラムを書くことができる。教科書を参考に、Pythonを用いて簡単なプログラムを書くことができる。Pythonを用いてプログラムを書くことができない。
評価項目2授業で取り上げたプログラムの応用について,すべての概要を説明できる。授業で取り上げたプログラムの応用について,2つ以上の概要を説明できる。授業で取り上げたプログラムの応用について,1つだけ概要を説明できる。授業で取り上げたプログラムの応用について,説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第3学期開講
Pythonによるプログラミングの基本的な事項からスタートし、最適化問題、数値シミュレーション、機械学習などの応用への入門までを学ぶ。
授業の進め方・方法:
・教科書の各章について、例題をもとに説明した後に、演習問題のプログラムを作る時間を設ける。
・演習問題のプログラムを授業時間内に作り終えなかった場合には、授業時間外で作成し、次回授業前までに提出する。

わからないことがあれば、教科書を読み直したり、質問したりするなど、自ら積極的に理解するように努めてください。
プログラミングに関する知識と技術を習得するためには、実際に多くのプログラムを作ってみることが近道です。
授業中に取り上げる問題以外にも、さまざまなプログラミング課題に挑戦してみてください。
注意点:
・毎回、確実に手を動かしてプログラムを作成すること。
・授業の予習・復習を行うこと。
・演習問題の提出については、提出期限を厳守すること。
・他人のコピーを提出した場合には、コピーした者とコピーさせた者の両方を0点とする。
・情報処理センター演習室の使用上のルール・マナーを守ること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 第1回 Pythonの概要・条件分岐と繰り返し処理
第2回 関数とスコープ
Pythonの特徴について説明できる。
条件分岐と繰り返し処理(for文)を記述・説明できる。
繰り返し処理(while)文と関数を記述・説明できる。
2週 第3回 リストとタプル
第4回 文字列処理
リスト・タプルを記述・説明できる。
文字列処理について説明できる。
3週 第5回 ファイル操作
第6回 再帰呼び出し
ファイル操作について記述・説明できる。
再帰呼び出しについて説明できる。
4週 第7回 クラスとオブジェクト指向
第8回 中間テスト
オブジェクト指向とクラス・インスタンスについて説明できる。
テストの問題が解くことができる。
5週 第9回 NumPyとSciPyの使い方
第10回 Pythonはどうやって動くのか
NumPyとSciPyの使い方を説明できる。
プログラムの実行の仕組みについて説明できる。
6週 第11回 動的計画法
第12回 乱数を使ったプログラム
最適化問題の概要について説明できる。
モンテカルロ法の概要について説明できる。
7週 第13回 数値シミュレーション
第14回 簡単な機械学習
数値シミュレーションの概要について説明できる。
機械学習の概要について説明できる。
8週 期末試験
第15回 答案返却・まとめ
試験問題を解くことができる。
間違った箇所を理解し、説明できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間テスト期末試験演習問題合計
総合評価割合353530100
知識の基本的な理解 【知識・記憶、理解レベル】25252070
思考・推論・創造への 適用力 【適用、分析レベル】10101030