応用物理ⅡA

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 応用物理ⅡA
科目番号 0016 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「基礎物理学」原康夫著(学術図書出版社)
担当教員 城戸 秀樹

到達目標

熱について、基礎知識を習得し、物理で学んだ現象を微分積分を用いて記述することができ、論理的思考力を身につけることを目的とする。
①熱力学の基礎を説明できる。
②理想気体の状態量の計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
熱力学の基礎を説明できる。熱力学の第二法則、カルノ-の原理を説明できる。熱力学の第一法則、理想気体の状態方程式を説明できる。熱、温度を説明できる。熱力学の基礎を説明できない。
理想気体の状態量の計算ができる。全ての状態変化について理想気体の状態量の計算ができる。二つの状態変化について理想気体の状態量の計算ができる。一つの状態変化について理想気体の状態量の計算ができる。理想気体の状態量の計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育目標 (A)① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
第1学期開講
この授業で学ぶ「熱」は、今後の専門科目の基礎となるものです。
授業の進め方・方法:
各節ごとに演習問題を実施するので、演習問題を解くことで自身の理解度を把握してください。
必ず、予習・復習を行ってください。予習で分からなかったことを中心に、授業中は説明をしっかりと聞き、それでも分からない場合は、友人と相談したり、教員に質問したりして、自分なりに理解してください。
試験では、記憶力を問うような問題は出しません。皆さんの適応力を問うような問題を出すようにしています。
自学自習の習慣を未だ身につけていない方は、早く身につけてください。
分からないところがあったら、いつでも質問してください。一緒に頑張りましょう。
注意点:
微分積分の知識が重要です。
数式を丸暗記するのではなく、数式が意味していることを理解してください。
物理量には単位があり、単位系を理解することも大事です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
熱力学の目的・熱と温度
熱力学の基本的な意味や必要性を説明できる。熱と温度とは何かを説明できる。
2週 熱と比熱 熱と比熱、熱力学に使われる単位を説明できる。
3週 熱の移動1 熱の移動、熱伝導を説明できる。
4週 熱の移動2 熱伝達、熱放射を説明できる。
5週 気体の状態方程式 気体の状態方程式を説明でき、問題を解くことができる。
6週 気体の分子運動論 気体の分子運動論を説明できる。
7週 熱力学の第1法則 熱力学の第1法則を説明できる。
8週 いろいろな変化1 等圧、等積変化を説明でき、問題を解くことができる。
2ndQ
9週 いろいろな変化2 等温変化を説明でき、問題を解くことができる。
10週 いろいろな変化3 断熱変化を説明でき、問題を解くことができる。
11週 熱力学の第2法則 熱力学の第2法則を説明することができる。
12週 熱機関の効率 熱機関を説明でき、熱機関の効率を計算できる。
13週 カルノーの原理 カルノーの原理を説明できる。
14週 理想気体の混合 理想気体の混合の問題を解くことができる。
15週 定期試験
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習・小テスト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
知識の基本的な理解【知識・記憶、理解レベル】4020000060
思考・推論・創造への適用力【適用、分析レベル】2020000040
汎用的技能0000000
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力0000000