情報処理Ⅰ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報処理Ⅰ
科目番号 0027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「基礎C言語プログラミング」 河野英昭、横尾徳保、重松保弘 著(共立出版)
担当教員 三澤 秀明

到達目標

①データ型の概念を説明できる。
②代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。
③制御構造の概念を理解し、条件分岐と反復処理を記述できる。
④基本的なアルゴリズムを理解し、図式表現できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1データ型の概念を説明でき、データ型を正確に使い分けることができる。データ型の概念を説明でき、データ型の違いを考慮してプログラムを作成できる。データ型の概念を説明できる。データ型の概念を説明できない。
評価項目2代入や演算子の概念を理解し、式を正確に記述できる。代入や演算子の概念を理解し、式をほぼ正確に記述できる。代入や演算子の概念を理解し、教科書を参考に、式を記述できる。代入や演算子の概念を理解できない。
評価項目3制御構造の概念を理解し、条件分岐と反復処理を正確に記述できる。制御構造の概念を理解し、条件分岐と反復処理をほぼ正確に記述できる。制御構造の概念を理解し、教科書を参考に、条件分岐と反復処理を記述できる。制御構造の概念を理解できない。
評価項目4基本的なアルゴリズムを理解し、正確に図式表現できる。基本的なアルゴリズムを理解し、ほぼ正確に図式表現できる。基本的なアルゴリズムを理解し、図式表現できる。基本的なアルゴリズムを図式表現できない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
第3学期・第4学期開講
C言語によるプログラミングの基本的な事項からスタートし、条件によって処理を変える条件分岐、ある条件を満たすまで処理を繰り返す反復処理までを学ぶ。
 
授業の進め方・方法:
・各項目について、例題をもとに説明した後に、演習問題のプログラムを作る時間を設ける。
・演習問題のプログラムを授業時間内に作り終えなかった場合には、授業時間外で作成し、次回授業前までに提出する。

わからないことがあれば、教科書を読み直したり、質問したりするなど、自ら積極的に理解するように努めてください。
プログラミングに関する知識と技術を習得するためには、実際に多くのプログラムを作ってみることが近道です。
授業中に取り上げる問題以外にも、さまざまなプログラミング課題に挑戦してみてください。
 
注意点:
・毎回、確実に手を動かしてプログラムを作成すること。
・授業の予習・復習を行うこと。
・演習問題の提出については、提出期限を厳守すること。
・他人のコピーを提出した場合には、コピーした者とコピーさせた者の両方を0点とする。
・情報処理センター演習室の使用上のルール・マナーを守ること。
 

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業概要の説明
プログラムとコンピュータについて
[教科書第0章]
本授業の目的・概要を説明できる。
コンピュータの仕組みとプログラムの役割について説明できる。
2週 C言語の基礎
[教科書第1章]
プログラムのコンパイルと実行ができる。
データの型について説明できる。
3週 簡単なプログラミング1
[教科書第2章2.1-2.2]
printf関数とscanf関数を用いた簡単なプログラムを作成できる。
4週 簡単なプログラミング2
[教科書第2章2.3]
ライブラリー関数を用いた簡単なプログラムを作成できる。
5週 分岐1 if文
[教科書第3章3.1-3.2]
if文の使い方を説明できる。
6週 分岐2 if-else文・switch文
[教科書第3章3.3-3.4]
if-else文とswitch文の使い方を説明できる。
分岐のフローチャートを描くことができる。
7週 復習とプログラミング演習1 条件分岐を用いた簡単なプログラムを作成することができる。
8週 中間試験 これまでの学習内容を理解し、説明できる。
4thQ
9週 答案返却、繰り返し1 while文
[教科書第4章4.1]
while文の使い方を説明できる。
10週 繰り返し2 do-while文
[教科書第4章4.2]
do-while文の使い方を説明できる。
while文とdo-while文の違いを説明できる。
11週 繰り返し3 for文
[教科書第4章4.3]
for文の使い方が説明できる。
繰り返しのフローチャートを描くことができる。
12週 繰り返し4 break文・continue文
[教科書第4章4.4]
break文とcontinue文の使い方が説明できる。
13週 繰り返し5 多重ループ
[教科書第4章4.5]
多重ループの使い方が説明できる。
14週 復習とプログラミング演習2 繰り返しを用いた簡単なプログラムを作成することができる。
15週 期末試験、答案返却 これまでの学習内容を理解し、説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験演習問題小テスト合計
総合評価割合35352010100
知識の基本的な理解 【知識・記憶、理解レベル】2525101070
思考・推論・創造への 適用力 【適用、分析レベル】101010030