到達目標
読者を意識した、パラグラフ・ライティングを教えていく。各演習課題について、アウトラインを作るポイントをつかませ、実際に作文に書くときの注意事項を理解して作文を書かせる。
①演習課題について、アウトラインを作ることができる。
②アウトラインをもとに、論理的で平易な文章で作文を書くことができる。
③アウトラインをもとに、説得力ある文章で作文を書くことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | アウトラインが合格し、作文にとりかかることができる。(アウトラインのサポーティングセンテンスが具体的でエピソードになっている) | アウトラインが合格し、作文にとりかかることができる。(トピックセンテンスがつながり、サポーティングセンテンスがトピックを十分サポートしている) | 期限までにトピックセンテンスのきちんとしたアウトライン用紙を提出できる。 | 期限までにアウトライン用紙を提出することができない。 |
評価項目2 | パラグラフ構成を筋道の通ったものにできる。 | サポーティングセンテンスでトピックをサポートできる。 | パラグラフ内のセンテンスを正しく構成できる。 | トピックセンテンスを正しい位置に置けず、トピックを明確にできない。 |
評価項目3 | 具体例をエピソードにできる。 | 具体例を複数のセンテンスで書ける。(抽象的に、具体例が列挙してある) | 1センテンス程度の具体例が書ける。 | 具体例が書けない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
第2学期開講。
授業では、テクニカル・ライティングにつながるパラグラフ・ライティングを扱う。主としてPREP形式で構成する方法を活用する。
授業の進め方・方法:
講義+演習。次回の課題についてアウトラインの作り方を説明する。提出されたアウトラインを修正させた後に原稿用紙を渡し、授業時間内に書き上げさせる。
注意点:
課題に沿ったアウトラインを作成し、授業の前日までに提出することが大前提である。チェックを受けたアウトラインが合格レベルに到達するまで、作文にはとりかかれない。授業で説明を受けた、パラグラフ構成のヒントを利用し、早めにアウトラインを提出してもらいたい。真摯に作文に取り組み、論理的で分かりやすい文章が書けるように努力をして欲しい。
授業では、作文の書き方だけではなく、自己分析の仕方、問題解決の方法も扱います。アウトラインを書くことで、自己分析をし、これからの自分がどうあるべきかを考えてください。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンスおよび課題1の説明 |
授業の進め方、アウトラインの作り方、800字の作文の書き方を理解できる。課題1のアウトライン作成の注意事項を理解できる。
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2週 |
課題2の説明 課題1の作文 |
課題2のアウトライン作成の注意事項を理解できる。課題1「自分の弱点とそれをどうなおすか」のアウトラインを完成させ、作文が書ける。
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3週 |
課題3の説明 課題2の作文 |
課題3のアウトライン作成の注意事項を理解できる。課題2「学校での勉強を会社でどう生かすか」のアウトラインを完成させ、作文が書ける。
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4週 |
課題4の説明 課題3の作文 |
課題4のアウトライン作成の注意事項を理解できる。課題3「学生生活で得たものは何か、それを会社でどう生かせるのか」のアウトラインを完成させ、作文が書ける。
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5週 |
課題5の説明 課題4の作文 |
課題5のアウトライン作成の注意事項を理解できる。課題4「私が会社で一番やりたい仕事」のアウトラインを完成させ、作文が書ける。
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6週 |
課題6の説明 課題5の作文 |
課題6と課題7のアウトライン作成の注意事項を理解できる。課題5「今までに一番苦労して手に入れたもの」のアウトラインを完成させ、作文が書ける。
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7週 |
課題6の作文 課題7のアウトライン |
課題6「挫折した経験とそこからどうやって立ち直ったか」のアウトラインを完成させ、作文が書ける。 課題7のアウトラインを完成できる。
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8週 |
定期試験 |
課題7「自己を語る」の作文が書ける。
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2ndQ |
9週 |
試験返却 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 80 | 100 |
知識の基本的な理解 | 10 | 40 | 50 |
思考・推論・創造への適用力 | 5 | 20 | 25 |
汎用的技能【論理的思考力】 | 5 | 20 | 25 |