国語Ⅲ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 国語Ⅲ
科目番号 0079 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 「新 精選現代文B」(明治書院)、「ステップアップ高校漢字問題集」(東京書籍)、「カラー版新国語便覧」(第一学習社)
担当教員 薄井 信治

到達目標

・文章や詩歌の背景と要点を理解でき、短い説明文が書ける(復習カード、定期試験)
・常用漢字の読み書きができる(小テスト)
・詩歌の鑑賞文を指定の形式で書ける。「4行読書感想カード」が書ける。(レポート)
・問題の考え方や解き方を身に付ける(定期試験、口頭試問、復習カード、評論文読解演習、小テスト)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1復習カードに、要点を適切な説明文で3行以上、3つ書ける。復習カードに、要点を3行以上、2つ書ける。復習カードに、要点を箇条書きで3行以上、3つ書ける。復習カードが提出できない。
評価項目2口頭試問に9割以上正答できる。口頭試問に8割以上正答できる。口頭試問に7割以上正答できる。口頭試問に5割しか正答できない。
評価項目3短歌・俳句の鑑賞文を指定の形式で、かつ説得力ある文章で書ける。短歌・俳句の鑑賞文を指定の形式と字数で書ける。短歌・俳句の鑑賞文を指定の形式で書ける。短歌・俳句の鑑賞文を提出できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第1・2学期開講。
検定教科書を用いて、評論文を重点的に読むことで、論理的な文章の構成や展開を的確にとらえ、思考する力を高めていく。
授業の進め方・方法:
教科書本文の読解をし、内容理解の確認のために口頭試問を行う。
注意点:
 教科書とノートを忘れずに持って来なければならない。そうしなければ、教科書本文から答えを探す問題や前回ノートに書いたことを答える問題ができずに、口頭試問点が減点になる。

 「復習カード」は授業のポイントを3行程度の短い説明文にすることで、要点をまとめる力、短文を書く力を身につけるために行う。感想や反省を書くのではなく、説明文を書くのである。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
(評論1)①・②
「『である』ことと『する』こと」を読むことで、パラグラフ・リーディングが理解できる

 ・全体の構造が重要であることが理解できる
 ・論理マーカーを利用して、パラグラフの論理構造を理解できる
 ・指示語の指示内容を説明できる
 ・キーワードを説明できる
 ・トピック・センテンスとトピックを理解できる
 ・筆者の意見を要約できる
2週 (評論1)③・④ パラグラフ・リーディングが理解できる

 ・全体の構造が重要であることが理解できる
 ・論理マーカーを利用して、パラグラフの論理構造を理解できる
 ・指示語の指示内容を説明できる
 ・キーワードを説明できる
 ・トピック・センテンスとトピックを理解できる
 ・筆者の意見を要約できる
3週 (評論1)⑤・⑥ パラグラフ・リーディングが理解できる

 ・全体の構造が重要であることが理解できる
 ・論理マーカーを利用して、パラグラフの論理構造を理解できる
 ・指示語の指示内容を説明できる
 ・キーワードを説明できる
 ・トピック・センテンスとトピックを理解できる
 ・筆者の意見を要約できる
4週 (短歌)①・② 短歌の読解の仕方を理解し、鑑賞できる。

 ・日本語のリズムを理解し、そのリズムで音読できる
 ・文法事項を理解し、短歌を正確に鑑賞できる
5週 (短歌)③・④ 短歌の読解の仕方を理解し、鑑賞できる。鑑賞文を書くことができる。

 ・日本語のリズムを理解し、そのリズムで音読できる
 ・文法事項を理解し、短歌を正確に鑑賞できる
 ・鑑賞文を指定の様式で書くことができる
6週 (評論2)①・② 「異文化理解」を読むことで、パラグラフ・リーディングができる

 ・全体の構造が理解できる
 ・論理マーカーを利用して、パラグラフの論理構造を理解できる
 ・指示語の指示内容を説明できる
 ・キーワードを説明できる
 ・トピック・センテンスとトピックを理解できる
 ・筆者の意見を要約できる
7週 (評論2)③・④ パラグラフ・リーディングができる

 ・全体の構造が理解できる
 ・論理マーカーを利用して、パラグラフの論理構造を理解できる
 ・指示語の指示内容を説明できる
 ・キーワードを説明できる
 ・トピック・センテンスとトピックを理解できる
 ・筆者の意見を要約できる
8週 定期試験・試験返却 試験解説により、問題の解き方を理解する
2ndQ
9週 (評論3)①・② 「この瞬間を歴史に刻む」を読むことで、パラグラフ・リーディングが理解できる

 ・全体の構造が重要であることが理解できる
 ・論理マーカーを利用して、パラグラフの論理構造を理解できる
 ・指示語の指示内容を説明できる
 ・キーワードを説明できる
 ・トピック・センテンスとトピックを理解できる
 ・筆者の意見を要約できる
10週 (評論3)③・④ パラグラフ・リーディングが理解できる

 ・全体の構造が重要であることが理解できる
 ・論理マーカーを利用して、パラグラフの論理構造を理解できる
 ・指示語の指示内容を説明できる
 ・キーワードを説明できる
 ・トピック・センテンスとトピックを理解できる
 ・筆者の意見を要約できる
11週 (俳句)①・② 俳句の読解の仕方を理解し、鑑賞文を書くことができる。

 ・日本語のリズムを理解し、そのリズムで音読できる
 ・文法事項を理解し、短歌を正確に鑑賞できる
 ・鑑賞文を指定の様式で書くことができる
12週 (俳句)③・④ 俳句の読解の仕方を理解し、鑑賞文を書くことができる。

 ・日本語のリズムを理解し、そのリズムで音読できる
 ・文法事項を理解し、短歌を正確に鑑賞できる
 ・鑑賞文を指定の様式で書くことができる
13週 (評論4)①・② 「猫は後悔するか」を読むことで、パラグラフ・リーディングができる

 ・全体の構造が理解できる
 ・論理マーカーを利用して、パラグラフの論理構造を理解できる
 ・指示語の指示内容を説明できる
 ・キーワードを説明できる
 ・トピック・センテンスとトピックを理解できる
 ・筆者の意見を要約できる
14週 (評論4)③・④ パラグラフ・リーディングができる

 ・全体の構造が理解できる
 ・論理マーカーを利用して、パラグラフの論理構造を理解できる
 ・指示語の指示内容を説明できる
 ・キーワードを説明できる
 ・トピック・センテンスとトピックを理解できる
 ・筆者の意見を要約できる
15週 (評論4)⑤・⑥ パラグラフ・リーディングができる

 ・全体の構造が理解できる
 ・論理マーカーを利用して、パラグラフの論理構造を理解できる
 ・指示語の指示内容を説明できる
 ・キーワードを説明できる
 ・トピック・センテンスとトピックを理解できる
 ・筆者の意見を要約できる
16週 定期試験。試験返却 試験解説により、問題の解き方を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験小テストレポート口頭試問復習カード合計
総合評価割合6010101010100
知識の基本的な理解401010101080
思考・推論・創造への適用力20000020
汎用的技能000000