国語ⅠA

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 国語ⅠA
科目番号 31001 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 「精選国語総合 新訂版」(大修館)、「ステップアップ高校漢字問題集」(東京書籍)、「カラー版新国語便覧」(第一学習社)
担当教員 畑村 学

到達目標

1、文中のキーワードやキーセンテンスに線を引くことができる。
2、キーワードやキーセンテンス等を利用して要約文を書くことができる。
3、文中のキーワードやキーセンテンス等を利用してコメントを書くことができる。
4、口頭の言語を正しく聞き取ることができる。
5、正しい文字を、読みやすい楷書で書くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1文中のキーワードやキーセンテンスに8割以上の正答率で線を引くことができる。文中のキーワードやキーセンテンスに7割の正答率で線を引くことができる。文中のキーワードやキーセンテンスに6割の正答率で線を引くことができる。文中のキーワードやキーセンテンスに5割の正答率でしか線を引くことができない。
評価項目2文中のキーワードやキーセンテンスをもとに、A評価以上(8割以上)の要約文が書ける。文中のキーワードやキーセンテンスをもとに、Bプラスの評価(7割)の要約文が書ける。文中のキーワードやキーセンテンスをもとに、B評価(6割)の要約文が書ける。文中のキーワードやキーセンテンスをもとに、B評価以下(5割以下)の要約文しか書けない。
評価項目3文中のキーワードやキーセンテンスをもとに、A評価以上(8割以上)のコメントが書ける。文中のキーワードやキーセンテンスをもとに、Bプラスの評価(7割)のコメントが書ける。文中のキーワードやキーセンテンスをもとに、B評価(6割)のコメントが書ける。文中のキーワードやキーセンテンスをもとに、B評価以下(5割以下)のコメントしか書けない。
評価項目4出題された漢字や語彙に関する問題を8割以上解答できる。出題された漢字や語彙に関する問題を7割以上解答できる。出題された漢字や語彙に関する問題を6割以上解答できる。出題された漢字や語彙に関する問題を5割以下しか解答できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第1学期開講。
検定教科書の評論文と小説を中心に、文中のキーワードやキーセンテンスに線を引きながら文章を読むことで、社会に出ても使える文章の読み方や、読解力の向上を目指す。また、読解力をさらに向上させるための要約文の作成や、読解した内容に対して自分のコメントを表現するためのコメントの書き方も学習する。
毎回の授業の最初に新聞の記事を用いたディクテーションを行い、聞く力を向上させ、社会への関心を喚起し視野を広げるとともに、常識的な漢字や語彙が書けるようにする。
授業の進め方・方法:
授業では毎回学習内容に関係する作業がある。作業は個人の作業だけでなく、ペアワークやグループワーク等、アクティブ・ラーニングを多く取り入れる予定である。
注意点:
教科書は毎時間必ず持参して下さい。
授業では毎時間プリント(A3、あるいはA4サイズ)を配布します。ノートを準備する必要ありませんが、プリントを綴じるためのファイル(2つ穴ファイル)を準備してください。
教科書や教科書以外の文章に線を引き、それをもとに要約文やコメントを書きます。三色のボールペン(赤、青、緑)を準備して下さい。1本で3色が使えるものが便利です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス シラバスを用い、授業の概要、到達目標、成績評価方法を理解できる。
2週 読解と要約① 文章を読解するための基本的な読書方法について理解できる。
3週 読解と要約② 文章を読解するための基本的な読書方法について理解できる。
4週 読解と要約③ 教科書掲載の論理的文章を読み、キーワード、キーセンテンスを見つけることができる。
5週 読解と要約④ 教科書掲載の論理的文章を読み、キーワード、キーセンテンスを見つけることができる。
6週 読解と要約⑤ キーワード、キーセンテンスを見つけ、それらを活用して簡単な要約文が書ける。
7週 読解と要約⑥ キーワード、キーセンテンスを見つけ、それらを有効に活用して簡単な要約文が書ける。
8週 読解と要約⑦ キーワード、キーセンテンスを見つけ、それらを有効に活用してレベルの高い要約文が書ける。
2ndQ
9週 読解とコメント① 教科書掲載の小説を読み、キーワード、キーセンテンスを見つけることができる。
10週 読解とコメント② コメントの基本的な書き方を理解できる。
11週 読解とコメント③ 自分が線を引いた文章を活用して、簡単なコメントを書くことができる。
12週 読解とコメント④ 自分が線を引いた文章を有効に活用して、簡単なコメントを書くことができる。
13週 読解とコメント⑤ 自分が線を引いた文章を有効に活用して、比較的複雑なコメントを書くことができる。
14週 読解とコメント⑥ 自分が線を引いた文章を、文章のテーマと関連させて、比較的複雑なコメントを書くことができる。
15週 定期試験 学習内容を振り返り、理解を深めることができる。
16週 試験返却・授業改善アンケート 問題解説により、授業内容の理解をさらに深めることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。2
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。2

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合6040100
知識の基本的な理解403070
思考・推論・創造への適用力201030
汎用的技能000
態度・志向性(人間力)000