到達目標
1、漢文訓読のための基本事項(文法、知識)を理解できる。
2、図解の基本的な書き方を理解し、課題に応じた図解ができる。
3、意見文の基本的な書き方を理解し、自分の意見を根拠をもとに述べることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 漢文訓読の基礎を理解し、テストやレポートで8割以上正答できる。 | 漢文訓読の基礎を理解し、テストやレポートで7割正答できる。 | 漢文訓読の基礎を学習し、テストやレポートで6割正答できる。 | 漢文訓読の基礎を学習し、テストやレポートで6割未満しか正答できない。 |
評価項目2 | 図解の基本的な書き方を理解し、的確に図を利用した複雑な図が書ける。 | 図解の基本的な書き方を理解し、的確に図を利用した簡単な図が書ける。 | 図解の基本的な書き方を理解し、簡単な図が書ける。 | 図解の基本的な書き方を理解しておらず、簡単な図が書けない。 |
評価項目3 | 意見文の基本的な書き方を理解し、説得力のある根拠に基づいた意見文が書ける。 | 意見文の基本的な書き方を理解し、根拠に基づいた意見文が書ける。 | 意見文の基本的な書き方を理解し、形式通りの意見文が書ける。 | 意見文の基本的な書き方を理解しておらず、形式通りの意見文が書けない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
漢文は日本の文化や思想、日本人の精神を形成するのに重要な役割を果たしてきた。今後、グローバルに活躍することを目指す高専生として、教養としてその概要を学んでおく必要がある。
また、代表的な漢文や思想教材等を用いて、社会で必要となるコミュニケーションスキルやラインティングスキルも学ぶ。
授業の進め方・方法:
訓読の方法については、教科書の教材を繰り返し音読することで習得する。図解は、今後プレゼンテーションやレポートで活用できるようになるために、基本パーツの利用とその応用を学ぶ。意見文については、今後小論文やサポートに活用できるようになるために、所定のフォーマットを用いて基本的な書き方を学ぶ。
なお、授業ではペア活動やグループ活動(アクティブ・ラーニング)を積極的に取り入れる。
注意点:
毎時間授業内容を理解していないとできない活動や作業を行う。
授業では、ほぼ毎時間プリントを配布するので、プリントを整理するファイル(2つ穴ファイル)を準備しておくこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
4thQ |
9週 |
ガイダンス/漢文と図解① |
シラバスを用い、授業概要、学習到達目標、成績評価方法を理解できる。 漢文訓読の方法に従って短編の漢文(漢詩・故事等)を訓読できる①。 基本的な図解の方法を理解できる①。
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10週 |
漢文と図解②③ |
漢文訓読の方法に従って短編の漢文(漢詩・故事等)を訓読できる②③。 基本的な図解の方法を理解して非常に簡単な図が書ける②③。
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11週 |
漢文と図解④⑤ |
漢文訓読の方法に従って短編の漢文(漢詩・故事等)を訓読できる④⑤。 基本的な図解の方法を理解して簡単な図が書ける④⑤。
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12週 |
漢文と図解⑥⑦ |
漢文訓読の方法に従って中編の漢文(史話等)を訓読できる⑥⑦。 基本的な図解の方法を理解してやや複雑な図が書ける⑥⑦。
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13週 |
漢文と意見文①② |
漢文訓読の方法に従って思想教材等の内容を理解できる①②。 簡単な条件で、賛成・反対型の意見文を書くことができる①②。
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14週 |
漢文と意見文③④ |
漢文訓読の方法に従って思想教材等の内容を理解できる③④。 やや複雑な条件で、賛成・反対型の意見文を書くことができる③④。
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15週 |
漢文と意見文⑤⑥ |
漢文訓読の方法に従って思想教材等の内容を理解できる⑤⑥。 やや複雑な条件で、提案型の意見文を書くことができる⑤⑥。
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16週 |
定期試験/試験返却・解説・全体の振り返り |
定期試験 試験解説により授業内容の理解をさらに深めることができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 2 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
知識の基本的な理解 | 40 | 20 | 60 |
思考・推論・創造への適用力 | 20 | 20 | 40 |