現代社会A

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 現代社会A
科目番号 31004 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 1
開設期 3rd-Q 週時間数 4
教科書/教材 「高等学校改訂版 新現代社会」(第一学習社)、「新版テーマ別資料 クローズアップ現代社会2021」(第一学習社)
担当教員 濵本 千恵子

到達目標

①環境、資源・エネルギー、科学技術について、現代社会が抱える問題点とその対応策について説明できる。また青年期にはどのような課題があり、何をすべきか説明できる。
②日本が法の支配する国家であることを説明できる。
③日本国憲法について国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3つの原理から説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限のレベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1環境、資源・エネルギー、科学技術について、現代社会が抱える問題点とその対応策を論理的かつ詳細に説明できる。また青年期にはどのような課題があり、何をすべきかを論理的かつ詳細に説明できる。環境、資源・エネルギー、科学技術について、現代社会が抱える問題点とその対応策を論理的に説明できる。また青年期にはどのような課題があり、何をすべきか論理的に説明できる。環境、資源・エネルギー、科学技術について、現代社会が抱える問題点とその対応策を説明できる。また青年期にはどのような課題があり、何をすべきか説明できる。環境、資源・エネルギー、科学技術について、現代社会が抱える問題点とその対応策を説明できない。また青年期にはどのような課題があり、何をすべきか説明できない。
評価項目2人の支配から法の支配への変遷と、その動きに影響を与えた思想について詳細に説明できる。人の支配から法の支配への変遷と、その動きに影響を与えた思想について一通りの説明ができる。人の支配から法の支配への変遷と、その動きに影響を与えた思想について簡単な説明ができる。人の支配から法の支配への変遷と、その動きに影響を与えた思想について説明ができない。
評価項目3日本国憲法について国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3つの原理から論理的かつ詳細に説明できる。日本国憲法について国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3つの原理から論理的に説明できる。日本国憲法について国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3つの原理から説明できる。日本国憲法について国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3つの原理から説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第3学期開講。
本講義は、高専5年間で学習する社会科諸科目の導入的な役割も担っている。そのため、1つのテーマについて深く掘り下げていくよりも、現代社会の抱える様々な問題について幅広く確認することを目的としている。
授業の進め方・方法:
上述の通り、講義は教科書と配布資料を中心に進める。講義に際しては教員が一方的に話をするのではなく、可能な限り学生の発言をうながす。基礎知識を身につけるため、小テストも行う。また、他の学生と一つのテーマについて話し合い、物事を多角的にとらえる機会を提供するため、グループワークを実施する(ただし感染症の影響等で中止する可能性がある)。
注意点:
前回の授業で話した内容が次の時間にもつながるケースが多いので、授業にのぞむ前に復習をしっかりやってほしい。また授業では教員の話を聞くだけでなく、積極的に発言してもらいたい。ただし授業に関係のない私語は厳禁。時事問題について言及することもあるため、テレビや新聞、インターネットを使用してニュースを確認しておくと良い。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 【第1回】ガイダンス
【第2回】地球環境問題
【第1回】シラバスの内容を説明できる。中学校の社会科で勉強した内容を確認する。
【第2回】どのような地球環境問題があり、それらの問題に対してどのような対策が採られているかを説明できる。
2週 【第3回】資源・エネルギー問題
【第4回】科学技術の発展と私たちの生活
【第3回】日本の利用しているエネルギー資源およびそれをめぐる取り組みや問題点について説明できる。
【第4回】科学技術の発展によって、私たちの生活や生死についての考え方がどのように変わったかを説明できる。
3週 【第5回】高度情報社会と私たちの生活
【第6回】青年期と自己の形成(1)
【第5回】情報技術の発展が、私たちの生活にどのような影響を及ぼしたか、その利便性と危険性を説明できる。
【第6回】人生の中で、青年期とはどのような時期であり、またどのような課題があって、何をおこなう必要があるかを説明できる。
4週 【第7回】青年期と自己の形成(2)
【第8回】国家と法の支配(1)
【第7回】わたしたちの生きる現代社会と、伝統・文化とのかかわりについて説明できる。
【第8回】人の支配から法の支配への移り変わりを、歴史的事実をふまえて説明できる。
5週 【第9回】国家と法の支配(2)
【第10回】日本国憲法の基本原理と平和主義
【第9回】市民革命に影響を与えた思想、現代の憲法の基本となっている考え方を説明できる。
【第10回】どのようにして日本国憲法が制定されたのかを説明できる。日本の平和主義について考察できる。
6週 【第11回】基本的人権の尊重
【第12回】基本的人権の尊重
【第11回】日本国憲法が定める基本的人権について説明できる。
【第12回】日本国憲法が定める基本的人権について説明できる。
7週 【第13回】国民主権(1)―国会・内閣・裁判所―
【第14回】国民主権(2)―国民の政治参加―
【第13回】国民主権を守るためになされている工夫を説明できる。
【第14回】国民がどのように政治に参加できるかを説明できる。日本の政治にはどのような課題があるかを考察できる。
8週 【第3学期期末試験】
【第15回】試験返却
【期末試験】第3学期の学習内容について試験を行う。
【第15回】試験を返却し、解説を行う。試験問題は解説の終了後、回収する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。1
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。1
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

期末試験小テストポートフォリオグループワーク合計
総合評価割合60151510100
基礎的能力60151510100
専門的能力00000
分野横断的能力00000