英語演習Ⅰ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 英語演習Ⅰ
科目番号 31022 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 1
開設期 2nd-Q 週時間数 2
教科書/教材 『TOEIC Bridge 公式ガイドブック』 (国際ビジネスコミュニケーション協会)、『Listening Laboratory Basic β』+ディクテーションノート(数研出版)、『必携英単語 LEAP』+活用ノート1(数研出版)、英和辞書
担当教員 浅原 京子,池田 晶

到達目標

中学校での既習事項に加え、実際の場面での英語運用の基礎となる知識や技能を習得する。
(1) 【聞く・読む】 様々な話題に関する基礎的な英文の概要を理解し、必要な情報を得て、その内容に関する質問に答えることができる。
(2) 【話す・書く】既習の語彙や文法・構文を用いて、身近な事柄について理由や具体例を挙げながら自分の考えや判断、感想を表現できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1英文の概要を理解し情報を得て、内容に関する質問に80%以上答えられる。英文の概要を理解し情報を得て、内容に関する質問に70%以上答えられる。英文の概要を理解し情報を得て、内容に関する質問に60%以上答えられる。英文をの概要を理解し情報を得て、内容に関する質問に60%以上答えられない。
評価項目2既習の語彙や文法・構文を用いて、例や理由を挙げながら自分の考えや判断、感想を論理的に表現できる。既習の語彙や文法・構文を用いて、例や理由を挙げながら自分の考えや判断、感想を簡単な文章で表現できる。既習の語彙や文法・構文を用いて自分の考えや判断、感想を短い文で表現できる。既習の語彙や文法・構文を用いて自分の考えや判断、感想を表現できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日常的なコミュニケーションに必要となる基本的な英語表現を学習します(CEFRレベルA1からA2)。英文を読んだり聞いたりしながら理解し、身近な話題について書いたり話したりする課題に取り組み、語彙力を強化することで、基礎的な英語運用能力を身につけます。
授業の進め方・方法:
・この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポート課題や小テスト等を実施し、評価対象に含めます。
・7月に実施するTOEIC Bridgeを視野に、「読む」「聞く」「書く」「話す」技能を伸ばす練習問題や課題に取り組みます。
・授業中の態度や発表、課題への取り組み状況も評価に含めます。
・達成度評価は期末試験50%、小テスト20%(単語小テスト①~③15%、リスニング小テスト5%)、課題発表30%とします。ただし、実際の進度によって変更する場合があります。
注意点:
授業に積極的に参加して予習・復習の習慣を身に付けてください。高専での勉強は、「習ったことだけ」をすればよいのではなく、更にそれを自学自習によって自ら深めることが求められます。そのような立場で試験問題も作成されますので、自ら学ぶ、ということを今まで以上に意識するようにしてください。難しいことや新しいことに直面することも多いと思いますが、外国語として英語に取り組んでいる教員の私も、そのあたりは学生の皆さんと同じです。実は外国語の勉強は授業に加えて家庭学習をどれだけ頑張れるかということにかかっています。英語は、学生と教員が、それぞれの立場で新しいことに出会って取り組んで、一緒に成長することが出来るという魅力的な科目だと思います。皆さんからの質問は、私自身が教員として、皆さんにどのように答えたらよいのかということを考える良いきっかけになりますので大歓迎です。一緒に学んでいきましょう!
【授業態度について】
 「教材を持ってこない」、「私語をする」、「携帯電話を使用する」、「居眠りをする」、「飲食する」、「出席したとしても全く授業に参加しない」、といった態度や、配布したプリント類を紛失した場合は、自分だけではなく、周りの学生に悪影響を及ぼすので、大幅な減点対象とします。本の辞書でも電子辞書でも構いませんので、辞書は必ず持参してください。
【勉強の仕方について】
 毎日の積み重ねが大切です。みなさんは3年生になってTOEICを受験しますが、そのジュニア版であるTOEIC Bridgeをこの授業で取り組みます。TOEICであれTOEIC Bridgeであれ、まずは多くの単語を覚えることが大切ですので、授業で出てきた単語や表現の復習を中心に取り組んで勉強してください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
2ndQ
9週 導入:授業の概要説明
(目標・意義・評価基準/方法、学習の進め方、教材の使い方、TOEIC Bridge概要等について)
・サンプルテスト
・シラバスの内容を理解する。
・授業の概要と自学自習方法を知る。
・TOEIC Bridgeの概要を知る。
10週 ・Listening Part 1 / Reading Part 1
・Writing・Speaking演習
・学習した語句・表現を理解し、利用できる。
・内容に関する質問に答えられる。
11週 ・単語小テスト①
・Listening Part 2 / Reading Part 2
・Writing・Speaking演習
・学習した語句・表現を理解し、利用できる。
・内容に関する質問に答えられる。
12週 ・Listening Part 3 / Reading Part 3
・Writing・Speaking演習
・学習した語句・表現を理解し、利用できる。
・内容に関する質問に答えられる。
13週 ・単語小テスト②
・リスニング小テスト
・Listening Part 4
・Writing/Speaking演習
・学習した語句・表現を理解し、利用できる。
・内容に関する質問に答えられる。
14週 ・トライアルテスト ・模擬試験に取り組み、TOEIC Bridge受験の流れを確認する。
15週 ・Review ・学習内容を振り返る。期末試験の準備。
16週 ・期末試験
・まとめ:振り返り、今後の予定
・既習事項の定着状況を確認する。
・理解度や得意・不得意を知る。全体を振り返り、取組方法の改善と今後の目標設定に役立てる。
・夏休みの英語課題を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。1前10,前11,前12,前13,前14
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。1前10,前11,前12,前13,前14
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。1前10,前11,前12,前13,前14,前15
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。1前11,前15
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1前10,前11,前12,前13,前14,前15
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1前13
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。1前13,前14
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。1前10,前12,前15
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。1前11
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1前13
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1前13
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。1
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。1
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。1
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。1
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。1
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。1

評価割合

期末試験小テスト課題発表合計
総合評価割合502030100
基礎的能力502030100