プログラミングⅠ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 プログラミングⅠ
科目番号 31027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 1
開設期 4th-Q 週時間数 4
教科書/教材 「新・明解C言語入門編」柴田望洋 著(ソフトバンク・パブリッシング)
担当教員 三宅 常時

到達目標

講義と演習を通してC言語の基本的なプログラミング技術を習得することを目的とする.
本講義の到達目標は以下の通りである.
(1) 基本的なプログラムの作成・実行ができる.
(2) C言語の各構文について説明できる.
(3) コンパイル時・実行時に出力されるメッセージの内容を説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1自身で応用課題を設定し,課題を解決するプログラムを作成・実行できる.教科書に掲載されている発展課題のプログラムを作成・実行できる.基本的なプログラムの作成・実行ができる.基本的なプログラムの作成・実行ができない.
評価項目2C言語の各構文について理解し,応用的なプログラムを作成できる.C言語の各構文について理解し,基礎的なプログラムを作成できる.C言語の各構文について理解できる.C言語の各構文について理解できない.
評価項目3コンパイル時・実行時に出力されるメッセージの内容を説明でき,種々のエラーに対処できる.コンパイル時・実行時に出力されるメッセージの内容を説明でき,初歩的なエラーに対処できる.コンパイル時・実行時に出力されるメッセージの内容を説明できる.コンパイル時・実行時に出力されるメッセージの内容を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第4学期開講
C言語の基本技術として、変数、条件分岐、繰り返し、関数を学習する。
授業の進め方・方法:
本講義は,1回当たり4時限連続して講義と演習を実施する.初めにホームルームにおいて解説を行った後,情報処理演習室でプログラミング演習を行う.コンピュータ,ネットワークの利用についてはマナーを守ること.ホームルームからの移動は速やかに行い,遅れないようにすること.
注意点:
教科書を持参し,細部について参照ながら理解を深めること.また,教科書の授業内容の範囲を熟読し,復習しておくこと.
演習が時間内に終了しない場合もあり得るが,放課後などを利用して実施し,期限までに必ず提出できるようにすること.
課題レポートの提出期限は厳守すること.原則,再試験は実施しない.
プログラミングが得意な学生は,与えられた課題をこなすだけで満足せず,追加課題を教員に求めること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
4thQ
9週 UNIX
C言語の概要
UNIX コマンド、ファイル・ディレクトリ操作、C言語の概要について理解できる。
10週 変数 変数について理解し、例題について解答できる。
11週 if 文,switch文 条件分岐について理解し、例題について解答できる。
12週 for 文,while文,do文 繰り返し文について理解し、例題について解答できる。
13週 多重ループ 多重ループの基本的な使い方について理解し、例題について解答できる。
14週 配列 配列の基本的な使い方について理解し、例題について解答できる。
15週 多次元配列 多次元配列について理解し、例題について解答できる。
16週 答案返却、解答解説、まとめ 試験解説により、間違った箇所を理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。1後2,後10
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。1後7,後9
変数の概念を説明できる。1後2,後9
データ型の概念を説明できる。1後2,後10
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。1後3,後11
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。1後6,後12

評価割合

期末試験レポート相互評価態度ポートフォリオ合計
総合評価割合7030000100
知識の基本的な理解402000060
思考・推論・創造への適用力301000040
汎用的技能000000
態度・志向性(人間力)000000
総合的な学習経験と創造的思考力000000