国語ⅢA

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 国語ⅢA
科目番号 33001 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 3
開設期 1st-Q 週時間数 2
教科書/教材 「精選現代文B」(東京書籍)、「ステップアップ高校漢字問題集」(東京書籍)、「カラー版新国語便覧」(第一学習社)
担当教員 畑村 学

到達目標

1、小論文を書く上で必要となるマインドマップや小論文の型を作成できる。
2、課題に即した問題提起ができる。
3、説得力のある根拠を提示できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の未到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1A評価以上(80点以上)の評価のマインドマップや小論文が作成できる。B+評価(70点)のマインドマップや小論文が作成できる。B評価(60点)のマインドマップや小論文が作成できる。B評価(60点)のマインドマップや小論文が作成できない。
評価項目2型に従い、課題に即した深く鋭い、オリジナリティのある問題提起や根拠が書ける。型に従い、課題に即した深く鋭い問題提起や根拠が書ける。型に従い、課題に即した問題提起や根拠が書ける。型に従い、課題に即した問題提起や根拠が書けない。
評価項目3出題された漢字や語彙に関する問題を8割以上解答できる。出題された漢字や語彙に関する問題を7割以上解答できる。出題された漢字や語彙に関する問題を6割以上解答できる。出題された漢字や語彙に関する問題を6割未満しか解答できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第1学期開講。
小論文の書き方を理解し、課題に即した小論文を書く。そのために、①マインドマップを作成し、それを②小論文の型に落とし込み、③型に基づいた小論文を作成する。
課題は毎回様々問題を取り上げるが、小論文の書き方を理解することに重点を置くため、高専生であり、かつ3年生という学年にふさわしい課題を、教科書や新聞、ネット上から探し、扱うことにする。
常識的な漢字や語彙が書けるようにする。
新聞のディクテーションを行うことで、書く力、聴く力、読解力、および社会常識を総合的に身につける。
授業の進め方・方法:
授業では毎回学習内容に関係する作業がある。作業は個人の作業だけでなく、ペアワークやグループワーク等、アクティブ・ラーニングを多く取り入れる予定である。
「ステップアップ高校漢字問題集」の3年で学習する範囲のテストを行う。
注意点:
三色の線を引き分けながら文章を読むので、三色のボールペン(赤、青、緑)を準備して下さい。1本で3色が使えるものが便利です。
授業では毎回プリントを配ります。プリントをファイルするための二ツ穴ファイルを準備してください。試験後に回収します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
小論文①
シラバスを用い、授業の概要、到達目標、成績評価方法を理解できる。
小論文と作文の違いを理解できる。
2週 小論文②
小論文の「型」の書き方を理解できる。
3週 小論文③ 「マインドマップ」を使って自分の意見の根拠を見つけることができる。
4週 小論文④ 「問題提起」を工夫して作成することができる。
5週 小論文⑤ 説得力のある「根拠」を導き出し、小論文の制作に活用することができる。
6週 小論文⑥ 新しい課題で説得力のある小論文を作成できる①。
7週 小論文⑦ 新しい課題で説得力のある小論文を作成できる②。
8週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合6040100
知識の基本的な理解402060
専門的能力202040