ソフトウェア・アーキテクチャⅠ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 ソフトウェア・アーキテクチャⅠ
科目番号 33025 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 3
開設期 4th-Q 週時間数 4
教科書/教材 資料配布
担当教員 内堀 晃彦

到達目標

(1)コンパイラの仕組みとそれを支える理論を説明でき、その知識を実課題の解決に適用できる。
(2)ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンパイラの仕組みとそれを支える理論を説明でき、その知識を複雑な実課題の解決に適用できる。コンパイラの仕組みとそれを支える理論を説明でき、その知識を実課題の解決に適用できる。コンパイラの仕組みとそれを支える理論を説明でき、その知識を実課題の解決に適用できない。
評価項目2ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを理解し,その知識を実課題の解決に適用できる。ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ソフトウェア開発に必要となる開発手法や,コンパイラ,リンカ,ローダの仕組みと理論を学ぶ。
授業の進め方・方法:
適宜,資料を配布しながら進める。
注意点:
プログラミングI〜IIIの知識が必須となる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
4thQ
9週 ソフトウェアの構成要素
実行可能ファイルの形式
a.out,ELF等の実行可能ファイルの形式について理解できる。
10週 リンカとローダ
ソフトウェア設計
リンカとローダの役割について理解できる。
ウォーターフォール開発プロセスについて理解できる。
11週 モジュール設計
分割コンパイル
モジュール設計について理解できる。
make,統合開発環境について理解できる。
12週 プログラミング言語1
プログラミング言語2
コンパイラ言語,LW言語の概要について理解できる。
手続き型,関数型,オブジェクト指向言語の概要と主要な計算モデルとの関係について理解できる。

13週 形式言語
形式言語の種類と分類
形式言語の概念について説明できる。
形式言語が制限の多さにしたがって分類されることを説明できる。
14週 オートマトンの概念
正規表現と有限オートマトン
オートマトンの概念について説明できる。
正規表現と有限オートマトンの関係を説明できる。
15週 コンパイラの役割
コンパイラの構成
コンパイラの役割と仕組みについて説明できる。
16週 期末試験
学習事項のまとめおよび授業改善アンケートの実施
試験問題の解説を通して、間違った箇所を正しく理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。4後12
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。4後10,後11
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。4後12
主要な計算モデルを説明できる。4後12
ソフトウェアソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。4後11
システムプログラム形式言語の概念について説明できる。4後13
オートマトンの概念について説明できる。4後14
コンパイラの役割と仕組みについて説明できる。4後15
形式言語が制限の多さにしたがって分類されることを説明できる。4後13
正規表現と有限オートマトンの関係を説明できる。4後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力4000001050
専門的能力4000001050
分野横断的能力0000000