ハードウェア・アーキテクチャⅡ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 ハードウェア・アーキテクチャⅡ
科目番号 34031 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 4
開設期 4th-Q 週時間数 4
教科書/教材
担当教員 内堀 晃彦

到達目標

(1)与えられた順序回路の機能を説明することができ,実践的な順序回路を設計することができる。(2)要求仕様に従って、プログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1与えられた順序回路の機能を説明することができ,実践的な順序回路を設計することができる。与えられた基本的な順序回路の機能を説明することができ,基本的な順序回路を設計することができる。与えられた基本的な順序回路の機能を説明や基本的な順序回路を設計することができない。
評価項目2要求仕様に従って、標準的なコンピュータシステムを構成することができる。要求仕様に従って、基本的なコンピュータシステムを構成することができる。要求仕様に従って、コンピュータシステムを構成することができない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
計算機システムのハードウェアを構成する基礎的な技術である順序回路について学び,標準的なシステムの設計ができるようにする。
授業の進め方・方法:
適宜,資料を配布しながら進める。
注意点:
ハードウェア・アーキテクチャIの内容が必須となる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
4thQ
9週 コンピュータの基本的な構成要素
論理回路
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。
10週 CPU
順序回路
ALU,レジスタ,制御ユニットの関連や,浮動小数点ユニットについて理解できる。
フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、 その動作と特性を説明することができる。
11週 順序回路の応用(レジスタ)
順序回路の応用(カウンタ)
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。
12週 順序回路設計1
順序回路設計1
与えられた順序回路の機能を説明することができる。
順序回路を設計することができる。
13週 中間まとめ
コンピュータ・アーキテクチャ

コンピュータを構成するハーウェアとソフトウェアの構成を理解できる
14週 コンピュータ・アーキテクチャの分析・設計1
コンピュータ・アーキテクチャの分析・設計2
コンピュータを最適化するための技術について理解できる。
要求仕様を満たすためのコンピュータ最適な構成技術の検討ができる(コンピュータアーキテクチャにおけるトレードオフについて説明できる)。
15週 コンピュータ・アーキテクチャの設計1
コンピュータ・アーキテクチャの設計2
要求仕様に従って、標準的なプログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野計算機工学フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。4後10
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。4後11
与えられた順序回路の機能を説明することができる。4後12
順序回路を設計することができる。4後12
コンピュータアーキテクチャにおけるトレードオフについて説明できる。4後14
要求仕様に従って、標準的なプログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。4後15

評価割合

試験小テスト相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力4000001050
専門的能力4000001050
分野横断的能力0000000