到達目標
①法の役割と分類を説明できる。
②近代国家における憲法の役割を説明できる。
③基本的人権の意味を説明できる。また、「新しい人権」、とりわけ自己決定権について自己の見解をまとめ、他者に説明することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限のレベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 社会における法の役割やその成り立ち、他の社会規範との違いを説明できる。 | 法とその他の社会規範の違いを指摘できる。 | 制定機関の違いによって法を分類できる。 | 制定機関ごとに法を分類することができない。 |
評価項目2 | 生命や身体に関する自己決定について憲法で保障すべきかどうか、自己の見解を説明できる。 | 1つの権利を「人権」として憲法で保障することの効果を説明できる。 | 基本的人権の歴史的な位置づけを説明できる。 | 基本的人権がどのような経緯で必要とされるに至ったのか説明できない。 |
評価項目3 | | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
第3学期開講
「法学」の講義全体としては「憲法」、「刑法」、「民法」を主軸に、関連する法律を確認する。本講義では、「憲法」の役割や、近代憲法制定の歴史的背景、現代社会における憲法問題を学ぶ。ただし講義の中で法律相談を行うわけではない。具体的なケースを上げながら、法律の根底にある「法の目的・役割」を探っていく。
授業の進め方・方法:
講義は教科書、および配布資料を中心に進める。教員が一方的に話すのではなく、可能な限り学生の発言をうながす。また、学修単位科目であるので、講義外の自学自習が必要である。
注意点:
日本は法の支配する立憲国家である。日本における様々な制度の背景には法が存在し、これらの制度が我々の生活を支えている。法学を学習する際には、我々の生活と法が密接な関係にあることを念頭に置く必要がある。成績は、学期末の試験に加え、講義の際に行う小テスト、自学自習のために課したレポート・宿題を総合的に評価する。レポートや宿題は、その内容を反映して講義中に小テストを行うこともあるので注意すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
導入 |
日本の法律について例を挙げることができる。高校3年までに学ぶ一般的な日本の政治システムを説明することができる。
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2週 |
法とは何か |
法とその他の社会規範の違いを説明できる。法を目的によって分類できる。
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3週 |
憲法Ⅰ 基本原理 |
近代憲法の制定過程、「人の支配」から「法の支配」への変遷について説明できる。
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4週 |
憲法Ⅰ 基本原理 |
大日本帝国憲法と日本国憲法の役割の違いを説明できる。日本国憲法の基本原理を説明できる。
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5週 |
憲法Ⅱ 基本的人権 |
基本的人権の意味と意義を説明できる、また、その世界的位置づけを説明できる。
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6週 |
憲法Ⅱ 基本的人権 |
自由権と社会権の違いを説明できる。
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7週 |
憲法Ⅲ 統治機構 |
日本における三権分立と国民主権のかかわりを説明できる。
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8週 |
定期試験 |
第3学期の内容について試験を行う。
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4thQ |
9週 |
試験返却・解説 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 小テスト | 発表 | レポート・宿題 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 20 | 10 | 10 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 10 | 5 | 5 | 0 | 60 |
専門的能力 | 20 | 10 | 5 | 5 | 0 | 40 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |