基礎数学ⅠC

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎数学ⅠC
科目番号 0008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 新 基礎数学(大日本図書)/ドリルと演習シリーズ 基礎数学(電気書院)
担当教員 西澤 由輔

到達目標

(1)分数関数、無理関数、逆関数の定義域、値域を求めることができ、グラフをかけるようになる。
(2)指数と対数の関係を理解し、その値を計算でき、指数関数と対数関数のグラフをかけるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1分数関数、無理関数、逆関数の定義域、値域を正確に求めることができ、種々の問題も正確に、解くことができる。分数関数、無理関数、逆関数の定義域、値域を正確に求めることができ、種々の問題も大きな間違いがなく、解くことができる。分数関数、無理関数、逆関数の定義域、値域を正確に求めることができ、それらのグラフをかける。分数関数、無理関数、逆関数の定義域、値域を求めることができない。または、それらのグラフをかけない。
評価項目2指数関数、対数関数の関係を正確に説明でき、種々の問題も正確に、解くことができる。指数関数、対数関数の関係を正確に説明でき、種々の問題も大きな間違いがなく、解くことができる。指数と対数の関係を正確に説明でき、指数関数と対数関数のグラフをかける。指数と対数の関係を説明できない。または、指数関数や対数関数のグラフをかけない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第3学期開講
数学IA、IBに引き続き数学の基礎を学ぶ。高学年で学ぶ数学、応用数学、専門科目を理解するために必要不可欠である。まず、関数の取り扱いについて学ぶ。この講義では、数IA、IB、IIAで学んだ関数よりもより高度な関数である分数関数、無理関数、指数関数、対数関数について学ぶ。
授業の進め方・方法:
・授業内容について 
第1回:ガイダンスといろいろな関数(1)(p.90-92)
第2回:いろいろな関数(2)(p.93-95)
第3回:いろいろな関数(3)(p.95-97)
第4回:まとめ
第5回:指数関数(1)(p.101-103)
第6回:指数関数(2)(p.104-105)
第7回:指数関数(3)(p.106-107)
第8回:指数関数(4)(p.108)
第9回:まとめ
第10回:対数関数(1)(p.111-112)
第11回:対数関数(2)(p.113-114)
第12回:対数関数(3)(p.115-116)
第13回:対数関数(4)(p.116-117)
第14回:対数関数(5)(p.117-119)
・小テストについて
初回の授業で、試験範囲表を配布し講義中(5分~10分)に実施する。
注意点:
日々の予習・復習をしっかり意識しましょう。教科書・ドリルなどの問題を繰り返し解いてください。計算が正確にできるようになります。毎日問題を解くように意識してください。また、公式の導出方法や定理の証明を理解すると、覚えることが少なくなり、勉強が楽になります。授業の内容で理解できない部分は、教員に質問し解決するようにしてください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、いろいろな関数(1)(p.90-92) 分数関数の定義域、値域、を求め、グラフが書ける。
2週 いろいろな関数(2)(p.93-95) 無理関数の定義域、値域を求め、グラフが書ける。・グラフの平行、対称移動を理解する。
3週 いろいろな関数(3)(p.95-97) グラフの拡大、縮小、逆関数を理解する。
4週 いろいろな関数(4) これまでの内容を復習し、理解する。
5週 指数関数(1)(p.101-103) 累乗根を理解し、計算ができるようになる。
6週 指数関数(2)(p.104-105) 指数法則、指数と累乗根の関係を理解し、計算できるようになる。
7週 指数関数(3)(p.106-107) 指数関数の定義域、値域を求められ、グラフが書けるようになる。
8週 指数関数(4)(p.108) 指数方程式、指数不等式が解けるようになる。
4thQ
9週 指数関数(5) 指数関数について復習し、これまでの内容を理解する。
10週 対数関数(1)(p.111-112) 対数の定義、性質を理解し、値を求めることができるようになる。
11週 対数関数(2)(p.113-114) 対数の性質を理解し、計算ができるようになる。底の変換公式を理解し、計算ができるようになる。
12週 対数関数(3)(p.115-116) 対数関数のグラフが書けるようになる。
13週 対数関数(4)(p.116-117) 対数方程式、対数不等式が解けるようになる。
14週 対数関数(5)(p.117-119) 常用対数を理解し、問題が解けるようになる。
15週 試験
16週 答案返却・解答解説 試験問題の解説を通じて間違えた箇所を理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。3
分数関数や無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
簡単な場合について、関数の逆関数を求め、そのグラフをかくことができる。3
無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
関数のグラフと座標軸との共有点を求めることができる。3
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。3
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。3
対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3

評価割合

期末試験小テスト口頭試問合計
総合評価割合70255100
知識の基本的な理解 【知識・記憶、理解レベル】2025550
思考・推論・創造への 適用力 【適用、分析レベル】250025
汎用的技能 【論理的思考力】250025