物理ⅡB

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 物理ⅡB
科目番号 0015 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『物理基礎』,『物理』 三浦 登 ほか (東京書籍)/『ニューアチーブ』 東京書籍編集部 (東京書籍),『スタディノート物理』 第一学習者籍編集部 (第一学習社)
担当教員 城戸 秀樹

到達目標

1 波、電磁気に関する語句や法則について、説明することができる。
2 教科書の例題や問題を理解し、解くことができる。
3 物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1波、電磁気に関する語句や法則について説明でき、その具体例を挙げることができる。 波、電磁気に関する語句や法則について、説明することができる。 波、電磁気に関する語句や法則について、大まかな説明をすることができる。 波、電磁気に関する語句や法則について、ほとんど説明することができない。
評価項目2章末問題等の複雑な問題を理解し、解くことができる。 教科書の例題や問題を理解し、解くことができる。 簡単な問題を理解し、解くことができる。 簡単な問題を理解し、解くことができない。
評価項目3物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高め、他の学生に良い影響を与えることができる。 物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができる。 物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度をやや高めることができる。 物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第2学期開講
物理ⅡAの続きです。物理ⅡBでは、例えば、波や電気を扱います。
授業の進め方・方法:
シラバスの授業計画を目安に、教科書の内容を説明していきます。授業中に演習問題を解いてもらいます。
注意点:
公式を覚えることも大切ですが、自然現象や事物の物理的な性質にも興味をもってください。また、公式の導き方や物理的な考えを数式で表す楽しさを習得してください。(授業計画の「週」は「回」に読み替えてください。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 波の性質、波の伝わり方、波を表す式 波の性質、波の伝わり方、波を表す式が理解できる。
2週 横波と縦波、波の重ね合わせ、定常波 横波と縦波、波の重ね合わせ、定常波が理解できる。
3週 自由端反射と固定端反射、音と波 自由端反射と固定端反射、音と波が理解できる。
4週 音の性質、体の固有振動 音の性質、体の固有振動 が理解できる。
5週 弦の固有振動、気柱の固有振動 弦の固有振動、気柱の固有振動が理解できる。
6週 気柱の共鳴に関する実験 気柱の共鳴に関する実験を行うことができる。
7週 演習 演習問題を解くことができる。
8週 静電気、クーロンの法則 静電気、クーロンの法則が理解できる。
2ndQ
9週 電界、電気力線、電界の向きと強さ 電界、電気力線、電界の向きと強さが理解できる。
10週 点電荷がつくる電界、電界の重ね合わせ 点電荷がつくる電界、電界の重ね合わせが理解できる。
11週 一様な電界、クーロンの法則 一様な電界、クーロンの法則が理解できる。
12週 電位と電位差 電位と電位差が理解できる。
13週 点電荷の周囲の電位 点電荷の周囲の電位が理解できる。
14週 演習 演習問題を解くことができる。
15週 定期試験
16週 試験返却・解答解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理波動波の振幅、波長、周期、振動数、速さについて説明できる。3
横波と縦波の違いについて説明できる。3
波の重ね合わせの原理について説明できる。3
波の独立性について説明できる。3
2つの波が干渉するとき、互いに強めあう条件と弱めあう条件について計算できる。3
定常波の特徴(節、腹の振動のようすなど)を説明できる。3
ホイヘンスの原理について説明できる。3
波の反射の法則、屈折の法則、および回折について説明できる。3
弦の長さと弦を伝わる波の速さから、弦の固有振動数を求めることができる。3
気柱の長さと音速から、開管、閉管の固有振動数を求めることができる(開口端補正は考えない)。3
共振、共鳴現象について具体例を挙げることができる。3
一直線上の運動において、ドップラー効果による音の振動数変化を求めることができる。3
自然光と偏光の違いについて説明できる。3
光の反射角、屈折角に関する計算ができる。3
波長の違いによる分散現象によってスペクトルが生じることを説明できる。3

評価割合

定期試験演習・小テストワーク合計
総合評価割合603010100
知識の基本的な理解【知識・記憶、理解レベル】30201060
思考・推論・創造への適用力【適用、分析レベル】3010040
汎用的技能0000
態度・志向性(人間力)0000
総合的な学習経験と創造的思考力0000