計測工学A

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 計測工学A
科目番号 0101 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 「高校数学でマスターする 計測工学―基礎から応用まで―」 小坂 学、岡田 志麻著 (コロナ社)
担当教員 江原 史朗

到達目標

メカトロニクスに必要となる計測に関する知識およびその応用技術を習得することを目標とする.
(1)国際単位系について基本的な事項の説明ができる.
(2)計測における誤差の種類やその低減方法について説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1国際単位系について詳細な説明ができ,さまざまな組立単位の次元式を求めることができる.国際単位系について基本的な事項の説明ができ,組立単位の次元式を求めることができる.国際単位系について基本的な事項の説明ができる.国際単位系ついて説明できない.
評価項目2誤差の種類やその低減方法について詳細に説明ができ,許容差・誤差の伝播に関する計算を実際の計測に応用できる.誤差の種類やその低減方法について説明ができ,許容差・誤差の伝播に関する計算ができる.誤差の種類やその低減方法について説明ができる.誤差の種類やその低減方法について説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第1学期開講
計測に関する基本的な事項、考え方,計測データを統計的に処理する手法について学習する.
授業の進め方・方法:
授業前半の「国際単位系」ではこれまでに物理等で学習したさまざまな単位を扱う.復習しておくことが望ましい.後半では計測データを統計的に処理する手法について学習する.統計の復習をしておくこと.
注意点:
特に有効数字や誤差の伝搬など,これから行う計測に対してどの程度の精度が求められていて,計測の不確かさはどの程度か,を意識することは重要である.教科書の演習問題は全て解き,理解しておくこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
SI基本単位
授業の進め方、評価方法について説明できる.
SI基本単位について説明できる.
2週 SI組立単位 SI組立単位について説明できる.
3週 単位の次元・測定の種類 組立単位を次元式で表せる.
測定方法から測定を分類できる.
4週 有効数字・計算誤差 有効数字を考慮した計算ができる.
計算誤差について説明できる.
5週 許容差 許容差について説明できる.
許容差に関する計算ができる.
6週 測定誤差と統計的処理 測定誤差について説明できる.
中心極限定理について説明できる.
7週 誤差の伝播 誤差の伝播について説明できる.
誤差の伝播に関する計算ができる.
8週 定期試験
2ndQ
9週 試験返却 試験問題の解説を通じて間違った箇所を理解できる.
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力4010000050
専門的能力4010000050
分野横断的能力0000000