到達目標
音楽: (1)世界の様々な地域・時代・ジャンルの音楽に関心を持ち、説明することができる。
(2)楽典の基礎知識を確認し、発展させることができる。
(3)ギターの初歩演奏知識と技術を習得することができる。
美術: (1)実際に紙面に鉛筆で描くという行為を通して、表現する力や感性を身につける。
(2)デッサンを通して対象物を観察し、表現する画力を身につける。
(3)色彩学を通して、色の成り立ちを理解し、応用する画力を身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 (可) | 未到達レベルの目安
(不可) |
評価項目1(音楽) | 様々な音楽に対し高い関心 を持ち十分説明ができる。
| 様々な音楽に対し関心があ り説明ができる。
| 様々な音楽に対し基本的な事柄はほぼ説明ができる。 | 様々な音楽に対し関心が薄く説明が難しい。 |
評価項目2(音楽) | 課題を確実に演奏できる。 | 課題をある程度確実に演奏 できる。
| 確実さには欠けるが課題を 最後まで演奏できる。
| 課題を最後まで演奏できな い。意欲が感じられない。
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評価項目3(美術) | 対象物の形を正確にとらえ、立体感のあるデッサンを描くことができる。 | 対象物の形を正確にとらえ、陰影をつけたデッサンを描くことができる。 | 対象物の形をおおまかにとらえ、陰影をつけたデッサンを描くことができる。 | 対象物の形をとらえることができず、デッサンに陰影をつけることができない。 |
評価項目4(美術) | 色彩学を理解し、それを正確に表現する画力がある。 | 色彩学を理解し、それをおおまかに表現する画力がある。 | 色彩学をおおまかに理解し、色の違いを描き分ける画力がある。 | 色彩学を理解できず、色の違いを描き分ける画力がない。 |
評価項目5(美術) | 課題の意図を理解し、自分の感性を表現して描くことができる。 | 課題の意図をある程度理解し、説明した通り描くことができる。 | 課題の意図をある程度理解し、説明した通り描こうと努力している。 | 課題の意図を理解出来ず、説明した通り描く努力をしない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
美術(第3学期開講)
日常的に見慣れたものでも、あらためてよく観察し、自分の感性というフィルターを通して表現すると、それまでには気が付かなかった新しい世界を創造できたりするものである。本講義では「描く」「表現する」「鑑賞する」といった学習を通して、自分の感性を磨き、そしてそれを表現する力を身に付けるということを目標とする。
音楽(第4学期開講)
生涯音楽を愛好する人間性豊かな技術者となることを願い、学校音楽教育最後の本授業は以下の2点を柱とする。
➀ 実際の演奏や鑑賞に役立つ基礎力を身につけ、音楽的自立を目指す。
➁ 世界の様々な音楽を通して、互いの違いを認め共感・共生する心と豊かな感性・表現力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
美術(第3学期開講)
本講義では毎回スケッチブックに作品を制作する。主に以下の2点を中心にした課題を行う。
(1)デッサンを通して対象物を観察し、表現する画力を身につける。
(2)色彩学を通して、色の成り立ちを理解し、応用する画力を身につける。
音楽(第4学期開講)
1回の授業を前半と後半に分け、実技・鑑賞・楽典等バランス良く取り組む。 期間中1回の実技テストと3回のプリント 提出がある。 毎回の授業で宿題(ミニレポート、楽典問題、教科書を読む等)を課す。
注意点:
美術(第3学期開講)
本講義では毎回スケッチブックに作品を制作する。1回の講義で1枚から2枚の作品を仕上げることを目標としていくので、授業中に完成しない時は自学自習により完成させること。
音楽(第4学期開講)
演奏や鑑賞を楽しむためには相応の集中力が必要なことを踏まえて授業に臨むこと。(授業態度・忘れ物等で減点になる ことがある。) 配布プリントは紛失しないよう取り扱いに注意し、すべて毎授業持ってくること。 学校スケジュール 、教室の空き状況などにより授業内容が入れ替わることがある。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
導入 授業の目的・意義 鉛筆の使い方 簡単なドローイング |
1年間の授業の概要について理解する。美術ならではの鉛筆や画用紙の使い方を身につける。
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2週 |
素描Ⅰ 形の捉え方のトレーニング |
デッサンの模写を通して、鉛筆の使い方を身につけるとともに画力の向上を目指す。
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3週 |
素描Ⅱ 身近なもののデッサン(1) |
身近なもの(靴)のデッサンを通して、目に見えるものを正確に描き写す力の向上を目指す。
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4週 |
素描Ⅲ 身近なもののデッサン(2) |
身近なもの(靴)のデッサンに陰影を描くことで、立体的に描き写す力の向上を目指す。
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5週 |
色彩学Ⅰ 鉛筆や色鉛筆によるグラデーション(明度、彩度) |
色のグラデーションを描くことで、鉛筆の使い方を身につけると共に、色を見分ける力を養う。
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6週 |
色彩学Ⅱ 色鉛筆によるグラデーション (色相) |
12段階のグラデーションを描くことで、色鉛筆の使い方と、細かな色の差を見分ける力を養う。
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7週 |
色彩学Ⅲ 4純色によるグラデーション |
49段階のグラデーションを描くことで、繊細な色鉛筆の使い方と繊細な色を見分ける力を養う。
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8週 |
期末試験 |
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2ndQ |
9週 |
答案返却・解答解説・課題提出 全体の学習事項のまとめ 授業アンケートの実施 |
試験問題の解説を通して、間違った箇所を理解できるようになる。
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
導入 ギター演奏 |
シラバスから学習の意義、授業の進め方、評価方法を理解 できる。 ギター入門の知識を得て楽器に慣れ親しむことができる。
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2週 |
歌唱『宇部高専校歌』 ギター演奏
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発声の基礎を確認し、校歌に親しむことができる。 ギター入門の知識を得て楽器に慣れ親しむことができる。
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3週 |
西洋の音楽『モーツァルトの旅』 ギター演奏 |
『モーツァルトの旅』の足跡をたどり、その半生を理解で きる。 タブ譜の読み方を理解できる。
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4週 |
西洋の音楽『ショパンのピアニズム』 ギター演奏
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『ポロネーズ〈英雄〉』を鑑賞し、ピアノが持つ表現力の 可能性を追求したショパンの音楽を理解できる。 音階・簡単なメロディの弾き方を理解できる。
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5週 |
日本の伝統芸能とその音楽『歌舞伎』 ギター演奏
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『京鹿子娘道成寺』を鑑賞し、歌舞伎のあらましと日本の 伝統音楽を理解できる。 音階・簡単なメロディを弾くことができる。
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6週 |
ギターテスト |
実技テストとプリント課題により1~5回の内容を確実に身 につけることができる。
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7週 |
世界の諸民族の音楽 楽典
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世界の様々な地域の音楽にふれ、その特性を理解できる。 楽典の基礎知識を確認・発展させることができる。
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8週 |
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4thQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験(美術) | 成果品(美術) | 提出物・態度(音楽) | ギターテスト(音楽) | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 30 | 30 | 20 | 100 |
知識の基本的な 理解 【知識・記 憶、理解レベル 】 | 0 | 0 | 15 | 20 | 35 |
思考・推論・創 造への 適用力 【適用、分析レ ベル】 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
汎用的技能 【 】 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
態度・志向性(人 間力) 【自己管 理力】 | 0 | 0 | 15 | 0 | 15 |
総合的な学習経 験と 創造的思考 力 【 】 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
知識の基本的な理解 【知識・記憶、理解レベル】(美術) | 8 | 10 | 0 | 0 | 18 |
思考・推論・創造への 適用力 【適用、分析レベル】(美術) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
汎用的技能(美術) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
態度・志向性(人間力) 【自己管理力】(美術) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
総合的な学習経験と 創造的思考力 【創成能力】(美術) | 12 | 20 | 0 | 0 | 32 |