情報処理Ⅰ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 情報処理Ⅰ
科目番号 41026 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 1st-Q 週時間数 2
教科書/教材 情報リテラシーの基礎(切田節子、近代科学社)
担当教員 小倉 薫

到達目標

1)情報倫理ガイドライン、セキュリティー管理規定の概要が全て説明できる。
2)コンピュータの基本的な操作を説明し、使うことができる。
3)ワープロソフトの機能を説明し、使うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報倫理ガイドライン、セキュリティー管理規定の 概要が全て説明できる。 情報倫理ガイドライン、セキュリティー管理規定の 概要が説明できる。 情報倫理ガイドライン、セキュリティー管理規定の 概要のあらましを説明できる。 情報倫理ガイドライン、セキュリティー管理規定の 概要を説明することができない。
評価項目2基本ソフト(Windows)の設定及びファイル管理につ いて全て説明と使用する ことができる。 基本ソフト(Windows)を 使ったアプリケーションの 利用方法について説明 及び使用することができ る。 基本ソフト(Windows)を 使ったアプリケーションを 利用することができる。 基本ソフト(Windows)の起動及び終了やアプリケーションソフトを使用することができない。
評価項目3ワープロソフトの機能について5つ以上説明でき、使用することができる。ワープロソフトの機能について3つ以上説明でき、使用することができる。ワープロソフトを使って文書を作成することができる。ワープロソフトを使って文書を作成することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報処理の入門として、まず、コンピュータによるネットワーク構築について説明する。更に、パソコンやキーボードの使用に慣れ親しんでもらい、その中でレポート作成に不可欠な日本語ワードプロセッサーを含むアプリケーションソフト(主にMicrosoft Office)の使用方法を紹介する。
授業の進め方・方法:
情報化社会が進んでおり、連絡手段や学習方法がますますパソコンを使用する時代になっています。そのため、情報の取り 扱いについてしっかりと学んてでもらい、被害者や気づかないうちに加害者にならない様に情報処理Iの授業で学んで下さい。 また、現在はメール、ワープロ、表計算、プレゼンテーション全てをパソコンで行うことができます。これらの操作方法や使用 ルールが分からないと、卒業研究や社会人になったときに非常に困ります。 今回の授業でこれらの方法やルールを少しでも身につけてもらえればと思います。
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポートを実施します。
注意点:
情報処理Iは演習の授業であるが、教科書、記録用のノート、筆記用具、USBメモリーを持参するようにする。演算室の基本的な使用方法や情報リテラシーについて習得する。情報処理の最初の授業ということで、基本ソフト、ワープロソフトについて基本的な操作方法を説明し、今後の情報処理の関連授業で必要な基本的な内容を習 得する必要がある。学習単位科目なので授業時間の2倍の自学が必要です。その成果をレポートで評価します。このため、期末試験(35%)よりもレポート(60%)の方が評価の重みを大きくしています。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.情報セキュリティおよびコンピューターの仕組み(ハードウェア) 1.情報セキュリティの重要性の学びに続き、パソコンのハードウェア構成が説明できるようになる。
2週 2.インターネットの仕組みとwindows入門 2.情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。スタートメニューの利用、基本操作、アクセサリ、ファイル管理について理解できる。
3週 3.Microsoft365の使い方 3.Microsoft365が使えるようになる。
4週 4.日本語ワープロ1 4.文字の入力法およびショートカットメニューが理解できる。
5週 5.日本語ワープロ2 5.ワープロのしくみと特徴、基本操作について理解できる。
6週 6.日本語ワープロ3 6.ワープロの文書編集について理解し、文章作成することができる。
7週 7.プレゼンソフトによる資料作成 7.プレゼンソフトを用いた分かりやすい資料作製の方法が理解できる。
8週 8.定期試験
9.答案返却
8.全範囲の試験を実施する
9.答案の返却と解説を行う。必要に応じて補講を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3前2
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3前1
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3前2
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3前1
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3前1

評価割合

試験レポート態度合計
総合評価割合35605100
基礎的能力2540065
専門的能力1010020
態度・志向性(人間力)010515