1. 安全に関する知識を身につけ,実験器具の正しい使い方を習得する。
2. 無機・分析分野,生物・微生物分野の基礎実験を行い,実験ノートやレポートの作成法を身につける。
3. 化学で用いる英単語を理解し、英語での指示で実験ができるようにする。
概要:
2年生以降の本格的な実験に備えて、まずは安全に関する知識を学び、前期は基本的な実験器具の使い方を身につける。後期は無機実験や分析化学実験に関する基礎化学実験を行い、結果をまとめることを学ぶ。そしてこれらの経験を2年生以降の実験や4年生以降の卒業研究に生かしてもらいたい。
化学で用いる英語も習得してもらう。
授業の進め方・方法:
第1学期は座学での実験に関する知識と実験室での実験操作に関する経験を習得する。
第2学期も実験室での実験操作に関する経験を習得する。
第3学期は無機に関する基礎化学実験を習得する。
第4学期は分析化学基礎化学実験を習得する。
注意点:
実験室では指導教員の指示に従い、安全に十分配慮して実験を行うこと。
レポートや報告会など、締切を守る姿勢を養うこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、安全の知識 |
ガイダンス 安全と実験室について/実験ノートの書き方がわかる
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2週 |
実験に関する英語①/発音チェック/薬包紙とろ紙の折り方 |
実験に関する英語をきちんと発音できる 薬包紙とろ紙をきちんと折れる
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3週 |
実験に関する英語②/発音チェック/器具の種類を理解する |
実験に関する英語をきちんと発音できる 実験で使用する器具の名前がわかる
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4週 |
実験に関する英語③/発音チェック/器具の洗浄法を習得する |
実験に関する英語をきちんと発音できる 器具の洗浄法がわかる
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5週 |
実験に関する英語④/発音チェック/ピペットの使い方 |
実験に関する英語をきちんと発音できる ピペットの使い方がわかる
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6週 |
実験に関する英語⑤/発音チェック/天秤の使い方 |
実験に関する英語をきちんと発音できる 天秤の使い方がわかる
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7週 |
実験に関する英語⑥/発音チェック/メスシリンダーとメスフラスコの使い方 |
実験に関する英語をきちんと発音できる メスシリンダー、メスフラスコの使い方がわかる
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8週 |
1Qまとめ |
ここまでの内容を理解し,次回以降に生かすことができる
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2ndQ |
9週 |
データの取り扱い方/レポートの書き方 |
レポートの書き方を理解できる
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10週 |
器具の洗浄法 |
共洗いができる
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11週 |
バーナーの使い方①/温度計の使い方 |
バーナーや温度計の使い方がわかる
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12週 |
バーナーの使い方②/炎色反応 |
バーナーの使い方を英語で理解できる 炎色反応を理解できる
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13週 |
pH試験紙の使い方 |
pH試験紙の使い方がわかる
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14週 |
塩化ナトリウムの調製方法を習得する① |
塩化ナトリウム水溶液を調製できる
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15週 |
塩化ナトリウムの調製方法を習得する② |
英語の指示で塩化ナトリウム水溶液を調製できる
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16週 |
2Qまとめ、かたづけ |
ここまでの内容を理解し,次回以降に生かすことができる
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後期 |
3rdQ |
1週 |
濾過の方法を習得する |
濾過の方法がわかる
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2週 |
ヨウ素デンプン反応 |
ヨウ素デンプン反応を理解できる
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3週 |
吸光光度計を用いた検量線の確認 |
検量線を作成することができる
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4週 |
酸及びアルカリの調製方法のガイダンス |
酸及びアルカリの調製方法を理解する モル計算ができる
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5週 |
酸性水溶液の調製方法を習得する① |
酸性の水溶液を調製できる
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6週 |
酸性水溶液の調製方法を習得する② 廃液の方法① |
英語の指示で酸性の水溶液を調製できる 廃液について理解できる
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7週 |
塩基性水溶液の調製方法を習得する① |
塩基性の水溶液を調製できる
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8週 |
塩基性水溶液の調製方法を習得する② 廃液の方法② |
英語の指示で塩基性の水溶液を調製できる 廃液について理解できる
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4thQ |
9週 |
中和滴定① |
中和滴定ができる
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10週 |
中和滴定② |
英語の指示で中和滴定ができる
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11週 |
気体の発生実験 |
二酸化炭素の発生実験を理解できる
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12週 |
色の変化の実験① |
化学変化による水溶液の色の変化を理解できる
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13週 |
色の変化の実験② |
英語の指示で化学変化による水溶液の色の変化を理解できる
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14週 |
まとめ、かたづけ |
1年での実験を振り返り、次年度以降に向けてまとめることができる
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15週 |
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学実験 | 化学実験 | 実験器具(電子天秤やガラス器具など)を目的と精度に応じて選択し正しく使うことができる。 | 3 | 前1,前2,前4,後9 |
試薬(粉体及び液体)の取扱いができる。 | 3 | 前1,前2,後9 |
整理整頓により実験環境を適切に保ち、手順に従って安全に実験ができる。(物理実験と共通) | 3 | |
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷など)を説明できる。 | 3 | |
実験条件やデータなどを正確に記録できる。(物理実験と共通) | 3 | |
実験結果を表やグラフなどに見やすく整理できる。 | 3 | 前3,前4,前6,前7,後10 |
適切な有効数字及び単位を用いて物理量を表すことができる。(物理実験と共通) | 3 | 後10 |
観察・実験結果を座学などで学んだ内容と関連付けて説明できる。(物理実験と共通) | 3 | 前1,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後11,後12,後13 |
工学基礎 | 工学実験技術 | 工学実験技術 | 目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。 | 3 | |
実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。 | 3 | 後11,後12,後13 |
必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6,前7,後11,後12,後13 |
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。 | 3 | 後11,後12,後13 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 化学・生物系分野(実験・実習能力) | 化学・生物系分野(実験・実習能力) | 使用する試薬の危険性を理解し、適切に取り扱うことができる。 | 3 | |
実験廃液の分類方法を理解し、適切に処理できる。 | 3 | |
安全を意識して実験に取り組み、災害時の対応について説明できる。 | 3 | |
実験の目的・理論・操作方法を説明できる。 | 3 | |
実験データを正しく取り扱うことができる。 | 3 | |
適切な構成と文章でレポートを作成できる。 | 3 | |