倫理A

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 倫理A
科目番号 42004 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 1st-Q 週時間数 4
教科書/教材 倫理(竹内整一ほか、東京書籍)
担当教員 濵本 千恵子,山下 祐志

到達目標

① 授業で取り扱う古今東西の思想家について、その特徴を示すキーワードが理解でき、他の思想家との区別ができる。 
② 授業で取り扱う古今東西の思想家について、その思考回路の概略が説明できる。 
③ 学習内容を学校生活や社会生活の中で応用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1キーワードを示せば、それは誰に関係するものか、即座にほとんど解答できる。キーワードを示せば、それは誰に関係するものか、選択肢があればおおよそ解答できる。キーワードを示せば、それは誰に関係するものか、選択肢があれば半分程度は解答できる。キーワードを示せば、それは誰に関係するものか、選択肢があれば少しは解答できる。
評価項目2時代背景を含めて、思想家の思考回路の概略を、論理的に他者にわかるように説明できる。時代背景を含めて、思想家の思考回路の概略を、概ね他者にわかるように説明できる。思想家の思考回路の概略を、誰に関するものか、ある程度他者にわかるように説明できる。思想家の思考回路の概略を、誰に関するものか、他者が推測できる程度に説明できる。
評価項目3学習内容を活用して実生活の諸問題を考察し、適切な対応策を見出すことができる。学習内容を活用して実生活の諸問題を考察し、対応策を構想することができる。学習内容を活用して、実生活の諸問題や課題について考察することができる。学習内容が知識レベルに留まっており、実生活に応用する発想が不十分である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第1学期開講                                                         
倫理の命題は、「見えるものの奥にある見えないもの」について考察を深めることであり、それを社会生活の中に活かしていくことである。この観点から、古今東西の思想家の思考回路を学習し、それらを参考にして、私たちの生き方について考える訓練を行う。                                                             
授業の進め方・方法:
小テストを行いながら、丁寧に、予習よりも復習を重視して授業を展開していく。内容等については、概要や注意点を参照されたい。
注意点:
科目の性格上、試験に記述問題を出題するので、平素のレポートの作成などを通じて、論点を整理し、他者にわかるように記述する能力を鍛えて欲しい。小テストの問題は定期試験の一部分として出題するので、小テストそのものの評価はしない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 【第1回】導入
【第2回】仏教と日本人の思想形成
【第1回】シラバスの意図するところが概ね理解できる。
【第2回】ブッダの思考回路が理解できる。
2週 【第3回】仏教と日本人の思想形成
【第4回】仏教と日本人の思想形成
【第3回】ブッダの思想の概要が説明できる。
【第4回】親鸞の思考回路が理解できる。
3週 【第5回】仏教と日本人の思想形成
【第6回】仏教と日本人の思想形成
【第5回】親鸞の思想の概要が説明できる。
【第6回】道元の思考回路が理解できる。
4週 【第7回】仏教と日本人の思想形成
【第8回】仏教と日本人の思想形成
【第7回】道元の思想の概要が説明できる。
【第8回】日蓮の思考回路が理解できる。
5週 【第9回】仏教と日本人の思想形成
【第10回】近代科学の誕生
【第9回】日蓮の思想の概要が説明できる。
【第10回】ルネサンスと宗教改革を経て近代科学が誕生する思考回路が理解できる。
6週 【第11回】合理的精神の確立
【第12回】合理的精神の確立
【第11回】ベーコンの思考回路が理解できる。
【第12回】ベーコンの思想の概要が説明できる。
7週 【第13回】合理的精神の確立
【第14回】合理的精神の確立
【第13回】デカルトの思考回路が理解できる。
【第14回】デカルトの思想の概要が説明できる。
8週 【定期試験】
【第15回】試験返却・解説
【学期末試験】
【第15回】

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

期末試験レポートポートフォリオ合計
総合評価割合70300100
知識の基本的な理解 【知識・記憶、理解レベル】70300100
思考・推論・創造への 適用力【適用レベル】0000
汎用的技能 【理解レベル】0000
態度・志向性(人間力) 【理解レベル】0000
総合的な学習経験と 創造的思考力【  】0000