物理A

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 物理A
科目番号 42011 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『総合物理1』 植松 恒夫 ほか (啓林館)/『センサー総合物理』 啓林館編集部 (啓林館)
担当教員 木村 大自

到達目標

1 力学に関する語句や法則について、説明することができる。
2 教科書の例題や問題を理解し、解くことができる。
3 物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1力学に関する語句や法則について説明でき、その具体例を挙げることができる。力学に関する語句や法則について、説明することができる。力学に関する語句や法則について、大まかな説明をすることができる。力学に関する語句や法則について、ほとんど説明することができない。
評価項目2章末問題等の複雑な問題を理解し、解くことができる。教科書の例題や問題を理解し、解くことができる。簡単な問題を理解し、解くことができる。簡単な問題を理解し、解くことができない。
評価項目3物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高め、他の学生に良い影響を与えることができる。物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができる。物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度をやや高めることができる。物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
物理の中で最も基本な力学の初歩を学びます。例えば、物体の運動の表し方や様々な力、運動の法則を扱います。
授業の進め方・方法:
シラバスの授業計画を目安に、教科書の内容を説明していきます。授業中に演習問題を解いてもらいます。
注意点:
物理で使う「速度」や「力」といった言葉は、日常で使う場合と意味がやや異なります。このため、物理で使う場合の語句の意味を正しく理解してください。演習問題は眺めるだけではなく、必ず自分で解いてみましょう。問題内容をよく理解して解法を考え、自分の手を動かして解くことで、計算力や理解力がついてきます。(授業計画の「週」は「回」に読み替えてください。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 有効数字、速さと速度 ガイダンス、有効数字、速さと速度が理解できる。
2週 変位と速度、等速直線運動 変位と速度、等速直線運動が理解できる。
3週 速度の合成と分解、相対速度 速度の合成と分解、相対速度が理解できる。
4週 加速度 加速度が理解できる。
5週 等加速度直線運動 等加速度直線運動が理解できる。
6週 自由落下、鉛直投射 自由落下、鉛直投射が理解できる。
7週 水平投射、斜方投射 水平投射、斜方投射が理解できる。
8週 中間試験 中間試験の8割以上を解くことができる。
2ndQ
9週 試験返却・解答解説 試験の間違えた箇所が理解できる。
10週 力の表し方、いろいろな力 力の表し方、いろいろな力が理解できる。
11週 力の合成と分解、力のつり合い 力の合成と分解、力のつり合いが理解できる。
12週 作用と反作用 作用と反作用が理解できる。
13週 慣性の法則、運動の法則、運動の三法則 慣性の法則、運動の法則、運動の三法則が理解できる。
14週 いろいろな運動と運動方程式 いろいろな運動と運動方程式が理解できる。
15週 定期試験 定期試験の8割以上を解くことができる。
16週 試験返却・解答解説 試験の間違えた箇所が理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学速度と加速度の概念を説明できる。3
直線および平面運動において、2物体の相対速度、合成速度を求めることができる。3
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の座標、時間、速度に関する計算ができる。3
平面内を移動する質点の運動を位置ベクトルの変化として扱うことができる。3
平均の速度、平均の加速度を計算することができる。3
自由落下、及び鉛直投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。3
水平投射、及び斜方投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。3
物体に作用する力を図示することができる。3
力の合成と分解をすることができる。3
重力、抗力、張力、圧力について説明できる。3
フックの法則を用いて、弾性力の大きさを求めることができる。3
質点にはたらく力のつりあいの問題を解くことができる。3
慣性の法則について説明できる。3
作用と反作用の関係について、具体例を挙げて説明できる。3
運動方程式を用いた計算ができる。3
運動の法則について説明できる。3

評価割合

中間試験定期試験課題、小テスト、解答能力、授業態度合計
総合評価割合404020100
知識の基本的な理解3232872
思考・推論・創造性88218
態度・志向性(人間力)001010