物理C

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 物理C
科目番号 42013 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『総合物理1』 植松 恒夫 ほか (啓林館)/『センサー総合物理』 啓林館編集部 (啓林館)
担当教員 木村 大自

到達目標

1 熱と円運動に関する語句や法則について、説明することができる。
2 教科書の例題や問題を理解し、解くことができる。
3 物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1力学に関する語句や法則について説明でき、その具体例を挙げることができる。力学に関する語句や法則について、説明することができる。力学に関する語句や法則について、大まかな説明をすることができる。力学に関する語句や法則について、ほとんど説明することができない。
評価項目2章末問題等の複雑な問題を理解し、解くことができる。教科書の例題や問題を理解し、解くことができる。簡単な問題を理解し、解くことができる。簡単な問題を理解し、解くことができない。
評価項目3物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高め、他の学生に良い影響を与えることができる。物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができる。物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度をやや高めることができる。物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
物理Bの続きです。物理Cでは、例えば、熱とエネルギー、円運動と単振動を扱います。
授業の進め方・方法:
シラバスの授業計画を目安に、教科書の内容を説明していきます。授業中に演習問題を解いてもらいます。
注意点:
公式を丸暗記するのではなく、式の意味を考えて理解してください。また、自然現象や事物の物理的な性質にも興味を持ってください。(授業計画の「週」は「回」に読み替えてください。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 温度、物質の三態と分子の熱運動 温度、物質の三態と分子の熱運動が理解できる。
2週 熱量と温度変化、潜熱 変位と速度、等速直線運動が理解できる。
3週 熱量の保存(実験) 熱量の保存が理解できる。
4週 仕事と熱運動のエネルギー、熱力学第1法則 仕事と熱運動のエネルギー、熱力学第1法則が理解できる。
5週 熱機関の熱効率、不可逆変化、様々なエネルギーとその利用 熱機関の熱効率、不可逆変化、様々なエネルギーとその利用が理解できる。
6週 中間試験 中間試験で8割以上の問題を解くことができる。
7週 中間試験の返却と解説 試験で間違えた箇所を理解できる。
8週 等速円運動 等速円運動が理解できる。
4thQ
9週 等速円運動の速度と加速度 等速円運動の速度と加速度が理解できる。
10週 向心力 向心力が理解できる。
11週 単振動 単振動が理解できる。
12週 ばね振り子 ばね振り子が理解できる。
13週 単振り子 単振り子が理解できる。
14週 単振動の力学的エネルギー 単振動の力学的エネルギーが理解できる。
15週 定期試験 定期試験の8割以上を解くことができる。
16週 試験返却・解答解説 試験の間違えた箇所が理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学周期、振動数など単振動を特徴づける諸量を求めることができる。3
単振動における変位、速度、加速度、力の関係を説明できる。3
等速円運動をする物体の速度、角速度、加速度、向心力に関する計算ができる。3
原子や分子の熱運動と絶対温度との関連について説明できる。3
時間の推移とともに、熱の移動によって熱平衡状態に達することを説明できる。3
物体の熱容量と比熱を用いた計算ができる。3
熱量の保存則を表す式を立て、熱容量や比熱を求めることができる。3
動摩擦力がする仕事は、一般に熱となることを説明できる。3
ボイル・シャルルの法則や理想気体の状態方程式を用いて、気体の圧力、温度、体積に関する計算ができる。3
気体の内部エネルギーについて説明できる。3
熱力学第一法則と定積変化・定圧変化・等温変化・断熱変化について説明できる。3
エネルギーには多くの形態があり互いに変換できることを具体例を挙げて説明できる。3
不可逆変化について理解し、具体例を挙げることができる。3
熱機関の熱効率に関する計算ができる。3
物理実験物理実験測定機器などの取り扱い方を理解し、基本的な操作を行うことができる。3
安全を確保して、実験を行うことができる。3
実験報告書を決められた形式で作成できる。3
有効数字を考慮して、データを集計することができる。3
熱に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3

評価割合

中間試験定期試験課題、小テスト、解答能力、授業態度合計
総合評価割合404020100
知識の基本的な理解3232872
思考・推論・創造性88218
態度・志向性(人間力)001010