概要:
基礎生物Iに引き続き、生物の基礎について学ぶ。基礎生物IIでは、生物を支える恒常性がどのようにコントロールされているのか、また環境のバランスがどのように保たれているのか学んでいく。
授業の進め方・方法:
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポートを課す。スライドや配布資料を中心に講義をする。Webシステムを利用したテストも行う。
注意点:
予習および復習をすること。予習は授業前に教科書を読み概要を把握しておくと授業が理解しやすい。初めて聞く単語など、これまで耳にしたことのない言葉を理解することになる。復習は短時間でよいが、授業毎にしておくこと。授業の内容は、身の回りの生物現象や自分の体のことなど身近なことが多い内容である。関心をもって取り組むことによって、多くの知識を得ることができるようになる。ただ丸覚えするのではなく、科学的なものの考え方ができるようになることが大切である。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 基礎生物 | 原核生物と真核生物の違いについて説明できる。 | 1 | |
核、ミトコンドリア、葉緑体、細胞膜、細胞壁、液胞の構造と働きについて説明できる。 | 2 | |
葉緑体とミトコンドリアの進化の説について説明できる。 | 2 | |
代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。 | 2 | |
酵素とは何か説明でき、代謝における酵素の役割を説明できる。 | 2 | |
光合成及び呼吸の大まかな過程を説明でき、2つの過程の関係を説明できる。 | 2 | |
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。 | 2 | |
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。 | 2 | |
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。 | 2 | |
細胞周期について説明できる。 | 2 | |
分化について説明できる。 | 1 | |
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。 | 1 | |
情報伝達物質とその受容体の働きを説明できる。 | 4 | 前12,前13 |
免疫系による生体防御のしくみを説明できる。 | 4 | 前14,前15 |
生物化学 | タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを説明できる。 | 1 | |
生体物質にとって重要な弱い化学結合(水素結合、イオン結合、疎水性相互作用など)を説明できる。 | 1 | |
単糖と多糖の生物機能を説明できる。 | 1 | |
単糖の化学構造を説明でき、各種の異性体について説明できる。 | 1 | |
グリコシド結合を説明できる。 | 1 | |
多糖の例を説明できる。 | 1 | |
脂質の機能を複数あげることができる。 | 1 | |
トリアシルグリセロールの構造を説明できる。脂肪酸の構造を説明できる。 | 1 | |
リン脂質が作るミセル、脂質二重層について説明でき、生体膜の化学的性質を説明できる。 | 1 | |
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。 | 1 | |
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。 | 1 | |