情報処理Ⅱ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 情報処理Ⅱ
科目番号 42027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 「情報リテラシーの基礎」切田節子(近代科学社)
担当教員 小倉 薫

到達目標

1.パソコンのハードウェアを理解し、論理演算と進数変数、情報セキュリティを身に付ける。
2.Excelの基本操作を習得し、表の作成とエクセルの関数を使ってグラフを作成できる。
3.文書やプレゼン資料を作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1パソコンのハードウェアを正しく理解し、論理演算と進数変数、情報セキュリティの重要性を他の人に説明することができる。パソコンのハードウェアを正しく理解し、論理演算と進数変数、情報セキュリティを身に付ける。パソコンのハードウェアの構成が分かり、論理演算と進数変数、情報セキュリティが理解できる。パソコンのハードウェアが理解できない。論理演算と進数変数、情報セキュリティが理解できない。
評価項目2Excelの基本操作を習得し、表の作成とエクセルの関数を使った効果的なグラフを手早く作成できる。Excelの基本操作を習得し、表の作成とエクセルの関数を使った効果的なグラフを作成できる。Excelの基本操作を習得し、表の作成とエクセルの関数を使ってグラフを作成できる。Excelの基本操作ができない。
評価項目3正しい文書や美しいプレゼン資料を作成できる。文書や美しいプレゼン資料を作成できる。文書やプレゼン資料を作成できる。文書やプレゼン資料を作成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第2学期開講
コンピューターリテラシーと情報セキュリティを学ぶ。論理演算と進数変数のあらましやアルゴリズムの考え方を学ぶ。その上で、必須ともいえる日本語ワープロ、表計算ソフト、プレゼンソフトを用いた文書作成、データ解析法、プレゼン資料作成を学ぶ。
授業の進め方・方法:
情報処理Ⅱでは1年の情報処理で学んだ日本語ワープロ、表計算ソフト、プレゼンソフトの使い方について深く学ぶ。実際にパソコンで操作しながら授業を進めるので、積極的に操作して身につけること。この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習として適宜レポート提出を課しています。このレポート作成を通してパソコンの操作に慣れること。レポート提出はWebClassを使うので、電子ファイルでの受け渡しにも慣れること。
注意点:
卒業研究では当たりまえのようにパソコンを使用する。スマホの普及により学生のパソコン使用経験が低下している。社会人としてはパソコンの使い方を身につけておくべきなので、単位を取るための授業としてではなく、生涯付き合っていく知識を得ることを目的として授業に臨むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 コンピューターリテラシー 情報セキュリティの重要性の学びに続き、パソコンのハードウェア構成が説明できるようになる。
2週 論理演算と進数変数 論理演算と進数変数のあらましが理解できる。
3週 アルゴリズム アルゴリズムの考え方が理解できる。
4週 日本語ワープロによる文書作成 余白、行間隔、文字飾りなどの設定法を演習を通して理解する。
5週 表計算ソフトによるデータ整理 架空科目の成績評価を題材に、クラス全員の成績評価を行うためのエクセル関数を学び、データ処理の基本が理解できる。
6週 表計算ソフトによるデータ解析 実際の実験例から、実験データのグラフ化と解析の方法が理解できる。
7週 プレゼンソフトによる資料作成 プレゼンソフトを用いた分かりやすい資料作製の方法が理解できる。
8週 定期試験 これまで学んだ内容を復習し、問題を解くことができる。
2ndQ
9週 試験返却 返却された定期試験を見直し、間違った問題を正しく理解できる。
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3前4,前5,前6,前7
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3前2
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3前1
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3前3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3前3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3前1
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3前1
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3前1
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3前1

評価割合

試験レポート授業態度合計
総合評価割合40555100
基礎的能力3035065
専門的能力1010020
態度・志向性(人間力)010515