情報処理Ⅱ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 情報処理Ⅱ
科目番号 42027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 2nd-Q 週時間数 2
教科書/教材 「情報リテラシーの基礎」切田節子(近代科学社)
担当教員 中野 陽一

到達目標

1.Excelの基本操作を習得し、表の作成とエクセルの関数を使ってグラフを作成できる。
2.Excelを使用した論理演算と進数変数ができる。
3.VBAを用いたアルゴリズムの作成及び実装ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1Excelの基本操作を習得し、表の作成とエクセルの関数を使った効果的なグラフを効率的に作成できる。Excelの基本操作を習得し、表の作成とエクセルの関数を使ったグラフを作成できる。Excelの基本操作を習得し、他の人の補助を受けて表の作成とエクセルの関数を使ったグラフを作成できる。Excelの基本操作を習得し、表の作成とエクセルの関数を使ったグラフを作成できない。
評価項目2Excelを使った論理演算と進数変数について効率的に作成できる。Excelを使った論理演算と進数変数について作成できる。Excelを使った論理演算と進数変数について他の人の補助を受けて作成できる。Excelを使った論理演算と進数変数について作成できない。
評価項目3アルゴリズムの構築及び実装を効率的に作成できる。アルゴリズムの構築及び実装を作成できる。アルゴリズムの構築及び実装を他の人の補助を受けて作成できる。アルゴリズムの構築及び実装を効率的に作成できない。
評価項目4VBAを使ったプログラムについて効率的に作成できる。VBAを使ったプログラムについて作成できる。VBAを使ったプログラムについて他の人の補助を受けて作成できる。VBAを使ったプログラムについて効率的に作成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第2学期開講
コンピューターリテラシーと情報セキュリティを学ぶ。論理演算と進数変数のあらましやアルゴリズムの考え方を学ぶ。その上で、表計算ソフト及びVBAの使い方、アルゴリズムの構築方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
情報処理Ⅱでは表計算ソフトとVBAの使い方について深く学ぶ。実際にパソコンで操作しながら授業を進めるので、積極的に操作して身につけること。この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習として適宜レポート提出を課しています。このレポート作成を通してパソコンの操作に慣れること。レポート提出はWebClassを使うので、電子ファイルでの受け渡しにも慣れること。
注意点:
卒業研究では当たりまえのようにパソコンを使用する。スマホの普及により学生のパソコン使用経験が低下している。社会人としてはパソコンの使い方を身につけておくべきなので、単位を取るための授業としてではなく、生涯付き合っていく知識を得ることを目的として授業に臨むこと。学習単位科目なので授業時間の2倍の自学が必要です。その成果をレポートで評価します。このため、期末試験(35%)よりもレポート(60%)の方が評価の重みを大きくしています。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
2ndQ
9週 1.ガイダンス、表計算の基本的
2.表計算ソフトによるデータ整理
1. 表計算ソフトについて説明ができる。表計算ソフトの基本操作ができる。
2. 表計算ソフトを使ってデータ整理の方法が理解できる。
10週 3.表計算ソフトによるデータ解析
4.表計算ソフトによる論理演算と進数変数
3. 表計算ソフトを使ってグラフ作成及びデータ解析方法が理解できる。
4. 表計算を用いて論理演算と進数変数のあらましが理解できる。
11週 5. アルゴリズムの基本
6. VBAを用いたアルゴリズムの構築
5. アルゴリズムの考え方が理解できる。
6. 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
12週 7. VBAを用いたアルゴリズムの実装
8. 定期試験
7. 構築したアルゴリズムの実装することできる。
8. 全範囲の試験を実施する。
13週 9. まとめ 9. 試験問題の解説を通じて、間違った箇所を理解できる。
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3前4,前5,前6,前7
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3前2,前9
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3前1,前9
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3前3,前10
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3前3,前10
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3前10,前11
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3前1
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3前1
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3前1,前9
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3前1,前9

評価割合

期末試験課題合計
総合評価割合4060100
基礎的能力254065
専門的能力151025
態度・志向性(人間力)01010