総合英語ⅣB

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 総合英語ⅣB
科目番号 44006 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 2nd-Q 週時間数 2
教科書/教材 『Effective Approaches to the TOEIC L&R Test 【Revised Edition】』 Kiyomi Tanaka他著(南雲堂)
担当教員 岡田 美鈴

到達目標

ディベート活動による基礎知識の定着と総合的英語運用能力向上を目標とします。また、総合英語ⅣAで学習したTOEICのテキストを事前事後学習で解きながら出題形式に慣れ、400点以上のスコアを取得することを目標とする。
(1)言語の基礎知識を活用し、論理的思考を伴う以下の英語運用能力(Listening, Writing, Speaking)の向上を目指す。
(2)TOEICリスニングセクションにおいて、150点程度のスコアを取得することができる。
(3)TOEICリーディングセクションにおいて、250点程度のスコアを取得することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ディベートの構成を理解し、これまでのプレゼンテーション活動で学んだ重要表現を用いて、内容について十分な議論をすることができる。ディベートの構成を理解し、これまでのプレゼンテーション活動で学んだ重要表現を用いて、内容についておおよそ議論することができる。ディベートの構成を理解し、これまでのプレゼンテーション活動で学んだ重要表現を用いて、内容について議論することができない。
評価項目2各話題についての情報を英文で読み、その内容を完全に理解してライティング活動で表現することができる。各話題についての情報を英文で読み、その内容の概略を理解してライティング活動で一部表現することができる。各話題についての情報を英文で読み、その内容の概略を理解してライティング活動で表現することができない。
評価項目3TOEICの重要語句や文法、リスニングのコツを理解し、TOEIC試験において400点程度のスコアを取得する。TOEICの重要語句や文法、リスニングのコツを理解し、TOEIC試験において300点程度のスコアを取得する。TOEICの重要語句や文法、リスニングのコツを理解し、TOEIC試験において250点程度のスコアを取得することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
基礎知識の定着を図りつつ、総合的な英語運用能力のうち、Listening, Writing, Speakingについての能力向上を図ります。また、卒業後の企業や大学においても、TOEICスコアを必要とされることがあります。この授業をきっかけとして、TOEICにも目を向け、公開試験やIP試験を積極的に受験してほしいと思います。
授業の進め方・方法:
【授業】ディベートの構成、様々な情報検索の方法、それぞれのツールの使い方などを学んだ後、グループでディスカッションしながら、テーマに沿った議論を組み立てていきます。最終回でディベートコンペティションを行います。【評価】達成度評価(%)について、期末試験40%、発表40%、事前事後学習で20%とします。                                                          

注意点:
・必ずテキストと英和辞典、ノート(またはルーズリーフ)を持ってきましょう。わからない単語はすぐに調べること。積極的な課題発表や発表準備の姿勢を評価します。
・TOEIC IPの受験だけではなく、公開試験の積極的な受験を推奨します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
2ndQ
9週 導入・ディベート構成を学ぶ ディベートの構成、情報検索方法、ツールの使い方を学び、理解することができる。
10週 テーマを決め、議論の立て方を学ぶ テーマに対する議論の立て方を学び、議論の軸を作ることができる。
11週 立論・質疑・反駁 具体的に議論を組み立てることができる。
12週 立論・質疑・反駁 具体的に議論を組み立てることができる。さらに想定問答を作成することができる。
13週 立論・質疑・反駁 具体的に議論を組み立てることができる。さらに想定問答を作成することができる。
14週 議論の最終確認・準備 議論の最終確認をし、本番でそれぞれの役割を果たせるよう準備できる。
15週 ディベートコンペティション 競技形式で議論をすることができる。聴衆はジャッジとして適切に議論を評価することができる。
16週 期末試験・試験返却 これまでの学習内容の定着状況を確認する。理解度や得意・不得意を知る。全体を振り返り、取組方法の改善と今後の目標設定に役立てる。
評価割合

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

期末試験発表事前事後学習合計
総合評価割合404020100
基礎的能力404020100
専門的能力0000
分野横断的能力0000